福島県相馬港における潮位観測の再開について
発表日時:平成23年6月22日(水)14時00分
国土地理院の相馬験潮場は、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震による津波により倒壊し、潮位観測の中断を余儀なくされていました。この度、福島県のご協力により、福島県相馬港検潮所に国土地理院の潮位観測機器を新たに設置して観測を再開、気象庁に潮位データを転送するとともに、6月22日から国土地理院ホームページにおいて相馬港の潮位データを公表します。
国土地理院では、昭和48年から相馬験潮場において高精度の潮位観測を行ってきましたが、東北地方太平洋沖地震による津波で被災、相馬験潮場の建物と観測機器のすべてが流失しました。現在、その再建・復旧に向け取り組んでいますが、験潮場には、観測機器などを設置するための建物や観測用の井戸などの設備が必要なため、本格的な復旧には相当の時間を要する見込みです。
一方、震災後の現地調査により、相馬港にある福島県の潮位観測施設(福島県相馬港検潮所)では、津波で観測機器が壊れ観測不能となったものの、建物は倒壊を免れ、当面の観測に使用できることが判明しました。
このようなことから、福島県相馬港湾建設事務所のご協力を得て、福島県相馬港検潮所において国土地理院が観測機器を設置し、潮位観測の早期再開を図ることにしたものです。6月15日より潮位データの取得を始め、観測機器の調整等を行ってきましたが、正常な稼動が確認できましたので、気象庁に潮位データを転送するとともに、6月22日から国土地理院のホームページにおいて相馬港の潮位データを公表します。
取得した相馬港の潮位データは、国土交通省防災情報提供センターや気象庁において、津波や高潮といった防災情報としても活用されます。
相馬港の潮位データは、国土地理院のウェブサイトの以下のページでご覧いただけます。
潮位を測る(験潮)
国土地理院では、昭和48年から相馬験潮場において高精度の潮位観測を行ってきましたが、東北地方太平洋沖地震による津波で被災、相馬験潮場の建物と観測機器のすべてが流失しました。現在、その再建・復旧に向け取り組んでいますが、験潮場には、観測機器などを設置するための建物や観測用の井戸などの設備が必要なため、本格的な復旧には相当の時間を要する見込みです。
一方、震災後の現地調査により、相馬港にある福島県の潮位観測施設(福島県相馬港検潮所)では、津波で観測機器が壊れ観測不能となったものの、建物は倒壊を免れ、当面の観測に使用できることが判明しました。
このようなことから、福島県相馬港湾建設事務所のご協力を得て、福島県相馬港検潮所において国土地理院が観測機器を設置し、潮位観測の早期再開を図ることにしたものです。6月15日より潮位データの取得を始め、観測機器の調整等を行ってきましたが、正常な稼動が確認できましたので、気象庁に潮位データを転送するとともに、6月22日から国土地理院のホームページにおいて相馬港の潮位データを公表します。
取得した相馬港の潮位データは、国土交通省防災情報提供センターや気象庁において、津波や高潮といった防災情報としても活用されます。
相馬港の潮位データは、国土地理院のウェブサイトの以下のページでご覧いただけます。
潮位を測る(験潮)
添付資料
問い合わせ先
国土交通省国土地理院 〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番 測地観測センター 地殻監視課長 吉池 健 (029-864-5971) 測地観測センター 地殻監視課長補佐 丸山 一司 (029-864-6259)