平成16年(2004年)新潟県中越地震に伴う緊急測量結果について

- 地震による大きな地殻変動を把握 -

発表日時:2004年12月27日(月) 14時00分

 国土地理院(院長 渡邊茂樹(わたなべしげき))は、10月23日(土)に発生した新潟県中越地震に伴う詳細な地殻変動を把握するとともに、災害復旧事業に必要な測量に正確な基準を与えるため、三角点、水準点の測量を実施しました。

 今回の測量の結果、水準点は資料1のとおり地震前後で最大71.5cmの上下変動が確認されました。また、資料2のように、水準点における上下変動の観測値を地震断層モデルから予想される上下変動の計算値と比較すると、小千谷市周辺の大きな隆起量が断層モデルにより非常によく説明されていることがわかります。三角点においては、資料3のとおり最大22cmの水平変動が確認されました。

 なお、今回の測量結果による基準点成果の公表は、三角点は平成16年12月28日、水準点は平成17年3月下旬を予定しています。

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