最終更新日:2024年12月27日

令和6年能登半島地震における緊急測量調査

Emergency Field Survey for the 2024 Noto Peninsula Earthquake

著者

測地部 植田勲・畔柳将人・小川拓真・服部晃久・岡村盛司
測地観測センター 田上節雄・橋本哲志
地理地殻活動研究センター 宮本純一・神宮章克

要旨及び本文

令和6年(2024年)1月1日に発生した令和6年能登半島地震に伴い,電子基準点や陸域観測技術衛星2号「だいち2号」の解析結果から,能登半島を中心に大きな地殻変動が検出された.
国土地理院では,これらの解析結果について,より正確に変動を把握することを目的として,1月19日から1月23日及び1月30日から2月2日にかけて緊急測量調査を実施した.
緊急測量調査では,特異な変動が見られた電子基準点の現地調査,「だいち2号」によるSAR画像解析により検出された能登半島北西部での約4 mの隆起の現地測量による確認,地震に伴う余効変動の検出のための小型GNSS観測装置の設置を実施した.また,地震に伴い公表を停止している基準点測量成果の改定に必要なデータを取得した.
この結果,能登半島北西部にある三等三角点「五十洲(いぎす)」(輪島市門前町)で4.10m(暫定値.成果改定量は4.11m)の隆起を確認したほか,電子基準点成果の改定や座標補正パラメータ作成時に観測データの取扱いを決定する上で重要な役割を果たした.また,小型GNSS観測装置は地震後に発生した余効変動の検出に活用された.

  本文[PDF:2,906KB]

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