最終更新日:2024年10月30日

GEONETによる熊本地震に伴う地殻変動(要旨)

Crustal Deformation of the 2016 Kumamoto Earthquake Detected by GEONET

著者

測地観測センター 檜山洋平・川元智司・古屋智秋・甲斐玲子・山口和典・鈴木啓・菅富美男・嵯峨諭

要旨及び本文

【要 旨】
 平成28年4月14日21時26分以降に発生した熊本県を中心とする一連の地震活動(「平成28年(2016年)熊本地震」.以下「熊本地震」という.)に伴い,電子基準点の観測データにより,九州地方の広い範囲で地殻変動が観測された.特に,4月16日に発生したマグニチュード(M)7.3の地震では,熊本県阿蘇郡南阿蘇村の電子基準点「長陽」が南西方向に約98cm移動するなど非常に大きな地殻変動が確認された.この地殻変動は,GEONETの定常解析だけでなく, 電子基準点リアルタイム解析システム(REGARD)によっても捉えられた.また,この地震の発生後,一連の地震活動域を中心に余効変動が観測されており,地震発生から4ヶ月を経過した時点において継続している.
 本稿では,熊本地震に伴い観測された地殻変動,地震に伴い緊急に実施した電子基準点の傾斜の確認作業及びソーラーパネルの設置作業について報告する.

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