企画展「“伊能図”近代地図の原点 ~大日本沿海輿地全図完成二百年記念~」
企画展「“伊能図”近代地図の原点 ~大日本沿海輿地全図完成二百年記念~」
開催案内
国土地理院「地図と測量の科学館」では、企画展「“伊能図”近代地図の原点 ~大日本沿海輿地全図完成二百年記念~」を開催します。
1821年に伊能図が完成し幕府に上呈されてから200年。その後の地図作成に長く影響を与えた伊能図とその功績を紹介します。
伊能忠敬(1754~1818年)は、55歳の時(1800年)に蝦夷地(現在の北海道)の測量を開始し1816年の第10次測量まで実施して、北海道から九州までの実測による日本地図を作成しました。忠敬は1818年に亡くなりましたが、地図作成は弟子たちによって引き継がれ、1821年「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」(通称「伊能図」)が完成し、幕府に上呈されました。
今回の企画展では、伊能忠敬が行った測量の方法や功績、完成した伊能図、明治に入って伊能図がその後の地図作成にどのように影響したのかを、当時の測量機器のレプリカ、伊能大図、中図、小図等の展示、伊能図を使って作成された地図等をとおして紹介します。
また、2021年に新たに存在が認められた伊能小図の副本とみられる「實測輿地圖(じっそくよちず)」(ゼンリンミュージアム所蔵)3図幅のレプリカを展示します。
会期
令和3年10月19日(火)から12月19日(日)
会場
国土地理院「地図と測量の科学館」2階 特別展示室
展示風景
展示パネル及び展示物一覧
本企画展に使用したパネル及び展示物につきましては、PDFにてご覧いただけます。
企画展「”伊能図”近代地図の原点」