企画展「地図と測量の新時代~新たな技術が国土を拓く~」
企画展「地図と測量の新時代~新たな技術が国土を拓く~」
企画展示のご案内
会期
2014年9月17日(水)から11月3日(月・祝)
開催時間
9時30分から16時30分
会場
国土地理院「地図と測量の科学館」2階 特別展示室
休館日
月曜日
入館料
無料
企画展紹介
展示内容
地図の歴史は文字の歴史より古いといわれ、文字を持たなかった先史時代でもすでに地図は作られていました。また、測量は文明の曙とともにあり、古代エジプトではナイル川の氾濫後に土地を復旧したり、ピラミッドを正確に築いたりする技術として発展しました。中国には「測天量地」という言葉があり、天体観測と土地の測量が結びついていました。現在でも測量の基本は土地を正確に測り、それを地図に記録することで、その本質は変わっていません。つまり、古代も今も、測量は「宙」と「土地」の間を結びつける技術なのです。
この技術は、常にその時代の最先端技術を取り入れ精度を高めてきた歴史でもあります。今日も最先端の宇宙技術やセンサー技術を駆使して、新しい地図と測量の歴史が拓かれつつあります。
この企画展は、地図と測量に関する新しい技術を紹介し、それらが私たちの生活にどのように関わっているかを理解していただこうとするものです。
【主な展示内容】
- 広がる地図の世界
- 航空レーザ測量と3D技術
数値表層モデル(DSM)と数値標高モデル(DEM)、地理院地図3D地形模型の展示など
- 航空レーザ測量と3D技術
- 車を走らせ地図を作る
- 移動計測車両による測量システム(MMS)と慣性計測装置(IMU)
MMSが取得したトンネル内三次元点群データ、MMSとIMUの仕組み、活用事例など
- 移動計測車両による測量システム(MMS)と慣性計測装置(IMU)
- 人工衛星から大地の表情を知る
- 陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)と「だいち2号」(ALOS-2)
合成開口レーダー(SAR)センサーで見る地表の動き、ALOS-2による初の観測画像など
- 陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)と「だいち2号」(ALOS-2)
- 人工衛星から地球上の位置を知る
- 全地球測位システム(GNSS)と準天頂衛星「みちびき」(QZSS)
GNSSとQZSSの仕組みと今後の計画、GNSSが日本列島の動きを監視、活用事例など
- 全地球測位システム(GNSS)と準天頂衛星「みちびき」(QZSS)
- 宇宙から大地の動きを測る
- 超長基線電波干渉法(VLBI)と石岡測地観測局(iGOS)
VLBIとiGOSの仕組み、大陸の移動を監視、東北地方太平洋沖地震による日本の動きなど
- 超長基線電波干渉法(VLBI)と石岡測地観測局(iGOS)
- 無人飛行機で空から測る
- 無人飛行機(UAV)
UAVの特徴、最新の西之島の写真、UAVを使った放射線測定、文化財調査など
- 無人飛行機(UAV)
展示風景
展示パネル一覧
本企画展に使用したパネルにつきましては、PDFにてご覧いただけます。
ファイルサイズの関係で、6分割しています
企画展「地図と測量の新時代」