第23回全国児童生徒地図優秀作品展 受賞作品

第23回全国児童生徒地図優秀作品展 受賞作品

受賞作品

国土交通大臣賞

作品名 :「知っとう?神戸の土砂災害 わかりやすい立体ハザードマップ」

受賞者 : 兵庫県 神戸市立美賀多台小学校 6年 桐谷 友

作品主旨 :僕の住んでいる神戸市は、山と海が近く、今までも多くの土砂災害があったことを知りました。神戸市のハザードマップを見てみると思った以上に多くの危険予想区域があり、とてもおどろきました。どのような場所で、どんな危険があるのか調べたことを立体地図にして、それにハザードマップで危険を予測されている場所に色をぬったり、シールで印をつけたりして、たくさんの人に知ってもらえるような立体ハザードマップを作りました。

23作品展_国土交通大臣賞

【選考委員会の講評】

 平面のハザードマップに比べて、六甲山中を屏風のように立てることによって危険な所が直に伝わる意欲的なハザードマップである。洪水、土砂崩れ、地滑りなどの危険個所の色分けの表現方法が上手い。情報を空間に落とし込むという点で、その結びつきが最もうまくできている。立体にすることに意味のある作品となっている。縮尺と方位がきちんと書いてあるのもよい。

文部科学大臣賞

作品名 : 「私たちの手で地球を救おう ~すごいぞ!小水力発電~」

受賞者 : 富山県 富山市立堀川小学校 6年 荒井 奏音

作品主旨 : 私は、総合的な学習の時間で「立山研究」に取り組み、立山に生息する雷鳥が地球温暖化の影響で年々減っていることを知りました。そんな中で、富山県の地球温暖化防止に向けた取組について調べました。特徴的な取組の一つが小水力発電です。農業が盛んで高低差のある地形が小水力発電に適していることを立体地図で表現しました。作品づくりを通して、地球温暖化防止に向け、身近なことから自分にできることに取り組みたいと思いました。

  23作品展_文部科学大臣賞

【選考委員会の講評】

 富山県の立体感のある地形がよく表現されており、水力発電の適地であることがよくわかる。他県と比べて富山県の河川がいかに急勾配であるかを縦断面図にするなど非常に工夫が見られる。高度段彩も分かりやすく色彩もきれいである。大きな枠組みとして地球の環境のことを背景に置き、その中で自分の地元をとらえている。生きものにも目を向けている点も評価したい。

審査員特別賞(2作品)

作品名 : 「しんごうきのナゾをとけ!」

受賞者 : 岐阜県 岐阜市立加納小学校 3年 松橋 英寿

23作品展_審査員特別賞_岐阜



作品名 : 「世界の朝ごはん」

受賞者 : 滋賀県 湖南市立石部小学校 6年 米崎 暖翔

23作品展_審査員特別賞_滋賀