第16回全国児童生徒地図優秀作品展 受賞作品
第16回全国児童生徒地図優秀作品展 受賞作品
受賞作品一覧
国土交通大臣賞
作品名:昔の佐古と今の佐古-1960年と2012年-
受賞者:徳島市立佐古小学校 4年 町田良(まちだりょう)
作品主旨:ぼくが、昔の佐古はどんなだったかを調べたくなったわけは、佐古の道を通ったときに、かんばんはあるのにシャッターが昼間でも閉まっているところがあったからです。一軒一軒歩いて、まちがえないようにチェックするのは、とても苦労しました。調べてみて、「昔は店をやっていたのに、かんばんだけ残して家になっている」ということがわかって面白くなってきました。夏休みが終わってすぐに、ぼくが好きでよく行っていた林文具店が閉店しました。大きい店には、いっぱい物がある。けれども、小さい店には、めずらしい商品があったり、わり引きしてくれたり、小さい店のよさがある。こうやって小さい店がへっていくのは、残念です。
【選考委員会の講評】
過去と現在とを比較しようという発想の観点から比較を試みた作品。地域の商店街がこの50年でいかに衰退化したのかが分かる。昔の地図を使ったところで、それもさらに取り組んで自分なりの色使いや処理方法で描いているところに工夫が見られる。地図という空間的なものと昔と今という時間的な変化を、地図を使っての表現を試みようとしたところが優れている。
文部科学大臣賞
作品名:~これが蜂屋のたからもの~堂上蜂屋柿・宝の木・宝人マップ
受賞者:美濃加茂市立蜂屋小学校 4年 野田花(のだはな)
作品主旨:校歌の中に、蜂屋柿は「千年もかわらぬ国の宝」と歌われています。その千年も大切にされてきた蜂屋柿の命ともいえる柿の木と作り手の技を一目で分かる地図に表したいと思いました。インタビューをした約50軒の蜂屋柿農家の方の思いもつまった地図になったと思います。約5000本の宝の木と宝人のわざを、これからも蜂屋中で大切にしていきたいです。
【選考委員会の講評】
時間と手間暇をかけてインタビュー調査した結果を作品に反映したことがよく表されている。地元の特産である柿を「宝」として前面に出してテーマにして表現してみようと思ったところがすばらしい。目に見える形での表現が総合的に優れている。地域的、地形的な特徴を調べて地図に表し、よくまとめている。
審査員特別賞(4作品)
(作品名)円山に五輪スタジアムを!!
(受賞者)札幌市立大倉山小学校 5年 柴田礼王
(作品名)~6000年の時を超え~ 地図でたどる赤穂の歴史
(受賞者)赤穂市立城西小学校<タイムスリップ調査隊>6年 田中愛乃、小國伶、大塚怜奈
(作品名)鳥取EV充電スタンドマップ 鳥取~米子間EVはどこまで走る?
(受賞者)鳥取市立鹿野小学校 6年 土橋美月
(作品名)洪水ハザードマップ
(受賞者)広島大学附属東雲中学校 3年 中村綾花