児童・生徒による地図作品展

第16回:徳島地区【主催:徳島地理学会】

作品展の概要

「児童・生徒による地図作品展」は、小・中・高の児童生徒が作成した地図類を募集し、優秀な作品を展示して、地理教育の発展を図ることを目的に毎年11月から12月に開催されています。

作品:「自動販売機調べ(環境について考えよう)」

国土地理院長賞

作品名:「自動販売機調べ(環境について考えよう)」

受賞者:徳島市立佐古小学校 5年 矢口真観

作品主旨:最近、ニュースや新聞などで地球環境のことがよく報道されています。地球温暖化問題については、北海道洞爺湖サミットでも話し合われるほど、世界的に重要な問題です。私も、クーラーの設定温度を低くするなど、自分にできることをしています。 外へ出て周りを見回すと、自動はん売機がたくさんあります。それで便利だけれども、どのくらい二酸化炭素を排出しているのかと思い、調べることにしました。


作品:「奈緒の発見 ABU MAP」

(財)日本地図センター理事長賞

作品名:「奈緒の発見 ABU MAP」

受賞者:美波町立阿部小学校 3年  片矢奈緒

作品主旨:私の住んでいる美波町阿部は、周りを山と海に囲まれた自然いっぱいのところです。私の家の前には川が流れていて近くに橋が二つあります。そこで阿部の町の中には橋はいくつあるのかなと思い調べてみることにしました。調べてみると、思っていたよりたくさんの橋があって、その中には名前のない橋があることもわかりました。橋を調べていくうちに橋以外にもいろいろな発見をすることができたので、それを写真に撮って地図に書き加えていきました。そうしたら阿部の探検マップのような楽しい地図になりました。この地図を作ったことで今まで私が知らなかった阿部のすてきなところをたくさん見つけることができてとてもよかったと思います。


作品:「チリ津波のひ害と今の防さいせつび」

国土地理院四国地方測量部長賞

作品名:「チリ津波のひ害と今の防さいせつび」

受賞者:阿波市立橘小学校 3年 山本晃大


作品:「源義経のあしあとMAP」

徳島県教育委員会教育長賞

作品名:「源義経のあしあとMAP」

受賞者:徳島市立加茂名南小学校 6年 堀明日香

作品主旨:6年になって社会科で日本の歴史を勉強し、源平の合戦にとても興味を持ちました。そして源義経が屋島の合戦に向かうとき、私の住んでいる阿波に上陸しその後屋島に向かったこと、またそのゆかりの地がたくさんあることを知りました。そこで義経ゆかりの地を地図に書きこみ、その点と点を線で結ぶことで義経の進んだ経路がわかるのではないかと考えました。本やインターネットで調べたり、実際に現地で写真をとるのが大変でした。


作品:「眉山(びざん)マップ」

徳島市教育委員会賞

作品名:「眉山(びざん)マップ」

受賞者:徳島市立佐古小学校 3年 高橋一鳳

作品主旨:ぼくの住んでいる家と学んでいる佐古小学校は、眉山のすぐふもとにあります。ぼくの家の周りにはたくさんの神社があるので、眉山の周りにはどのくらいの数の神社があるのかと思い、調べてみました。ぼくが自転車で実際に行ってみた神社は約半分でしたが、地図にのっていない古い神社を発見できたりして楽しかったです。まだ行っていない神社にも、行ってみたいと思っています。


作品:「やさしい町 佐古」

徳島地理学会長賞

作品名:「やさしい町 佐古」

受賞者:徳島市立佐古小学校 2年 矢口始応

作品主旨:ぼくの学校には、交通あんぜんをまもるために、朝早くから、交さ点に立ってくださっている地いきの人がいます。また、ほうかごは、子ども教室で、はいくやしょうぎなどを教えてくださっている地いきの人もいます。ぼくの学校は、地いきの人のやさしさでいっぱいです。そこで、町の中にも、やさしさがあるのかなと思って「町の中のやさしささがし」をすることにしました。


作品:「くらべて分かる学校世界地図」

徳島地理学会長賞

作品名:「くらべて分かる学校世界地図」

受賞者:徳島市立佐古小学校 6年 田村 成久

作品主旨:アフリカの多くの国の子供たちは、学校へ行っていないという話を聞きました。そこで、世界では、いったいどれほどの子供が学校へ行っていないかを知りたくなって調べました。調べてみて、世界の子供の7人に1人が学校へ行っていないこと、4人に1人が字の読めないことを知りました。日本では、ほぼ100%学校へ行けています。ぼくは、この恵まれた環境で、これからの学校生活を大切にしていきたいと思いました。


作品:「吉野川中流域左岸の扇状地と湧水帯」

文部科学大臣賞・国土地理院長賞

作品名:「吉野川中流域左岸の扇状地と湧水帯」

受賞者:徳島県立阿波高等学校 2年 木内桂吾

作品主旨:自宅が、吉野川中流域左岸に位置しており、近くに扇状地の湧水が多くあったので、阿波市の扇状地を中心に扇端の湧水を現地調査した。各種用水,圃場整備,築堤や徳島自動車道の建設等により、多くの湧水が消滅した。しかし、各扇状地とも明瞭な湧水帯を残していた。10月の現地調査時には、用水が全て止まり稲刈りもほとんど終わっていたので、比較的容易に湧水を発見することができた。古来より知られた湧水や池沼もあった。


作品:「消費の地域差」

(財)日本地図センター理事長賞

作品名:「消費の地域差」

受賞者:徳島県立城ノ内中学校 1年 池内俊也

作品主旨:今、全国的にそして我が家でも納豆ブームです。納豆といえば関東地方で関西ではあまりなじみがありません。そこで、納豆と豆腐、牛肉と豚肉などのように食品の消費による地域差はどれくらいあるのだろうかと不思議に思い、インターネットで調査を試みました。なぜ、地域によって消費に差があるのかその原因を調べるのが大変だったけど、地域の気候や文化、生活によって食生活に違いがあるのがわかり良かったです。


作品:「オーストラリアの土地被覆と鉱物資源 -地球地図データを利用して-」

地球地図賞

作品名:「オーストラリアの土地被覆と鉱物資源 -地球地図データを利用して-」

受賞者:徳島県立城ノ内中学校2年 石田 晃基

作品主旨:今年の夏休み、オーストラリアでホームステイをしました。その時に、オーストラリアでは、鉄鉱石や石炭をはじめ、多くの鉱物が採掘されていることを知りました。そこで、地球地図データを使ってオーストラリア全土の土地被覆と鉱物資源を一つの地図にまとめてみました。2つのデータを合わせて表すのは大変でしたが、やってみるとその関係がよくわかり、おもしろかったです。


作品:「信長の野望」

GIS奨励賞

作品名:「信長の野望」

受賞者:鳴門市立鳴門中学校 3年 立岡文理

作品主旨:琵琶湖周辺の土地利用図は色ムラがないようにコンピュータで色を塗りましたが、この地図のなかではこれが一番大変でした。パソコンのメモリが少なく慎重に作業しなければならなかったからです。また、変なところに色を塗っていないか、塗り忘れている場所がないか、何回も見直しました。立体の地図を作ると、城山が新しい視点で見ることができてとてもおもしろく思いました。これからもおもしろい地図とであって作ってみたいです。