地図ならびに地理作品展(広島)
第47回:広島地区【主催:広島県地理作品展運営委員会】作品展の概要「地図ならびに地理作品展」は、小・中・高・特別支援学校等の児童生徒に地図ならびに地理作品の制作を通して、地図に対する正しい理解を持たせると共に、それを活用する能力を身につけさせることを目的に毎年9月から10月に開催されています。
![]() 国土地理院長賞・審査員特別賞 作品名:「中国新聞で報道された世界の国と紙面の面積」 受賞者:広島市立矢野西小学校 6年 青本柚紀、青本瑞季 作品主旨:私たちが、調べて気がついたことが3つあります。一つめは、アメリカ・中国・韓国のように日本に関係が深い国の記事が多かったことです。二つめは、日本と距離は遠くないのにオセアニアの記事がぜんぜんなかったことです。三つめは、グルジアのように普段はあまり新聞で目にしない国も、大きな事件があると記事が増えることです。これからも、新聞をしっかり読みたいと思います。 ![]() 国土地理院長賞 作品名:「雁木の分布とその役割 ~京橋雁木群から見る京橋周辺の歴史~」 受賞者:広島県ノートルダム清心中学校 2年 日野早弥香 作品主旨:きっかけは、広島市の京橋川の雁木群が土木遺産に認定された、という新聞からでした。雁木とは、川に降りるために岸についている階段のことです。私は、なぜこんな普通にある雁木が土木遺産なのか疑問に思い、調べることにしました。調べた結果、全国の半分以上が広島県内に存在し、市内の6つの川に400以上の雁木があることや、水上交通が中心だった昔の人の生活に欠かせないものだったことがわかりました。 ![]() 国土地理院長賞 作品名:「尾根・谷線図 1:25,000「三段峡」」 受賞者:広島県立安古市高等学校 2年 菅朋子 作品主旨:私たちの住む広島市に流れる太田川。その上流部に、景勝地として有名な三段峡があります。四季折々の景観の美しさは言葉で表現できないので、その名にある「三段」を地形図上で示すために作品を作りました。中国山地が壮年期の山脈であるため尾根・谷線は細かく、また、多く存在するため作業には予想以上の時間を費やしました。しかし、この作業で断層ラインが明確に表れ、名称「三段峡」の由来を自分の力で理解できました。 ![]() 第六管区海上保安本部長賞 作品名:「大崎上島の干拓の歴史」 受賞者:広島県大崎上島町立木江中学校 2年 行武明奈、瀬川怜奈、川本誠 作品主旨:私たちの学校ではふるさとについて深く学ぶために、地域の方にゲストティーチャーとして来て頂くことがあります。その時、島の干拓、そして多くの人の苦労や自然の変化について教わり、興味を持った私たちは干拓についてくわしく調べることにしました。干拓と時代の変化との関係の深さがわかり、楽しみながら作品を作ることができました。 ![]() 広島県知事賞 作品名:「酒都西条 酒蔵めぐり」 受賞者:広島県ノートルダム清心高等学校 1年 添田李子 作品主旨:私の故郷である西条は「酒の都」として有名です。最近では、洞爺湖サミットに西条酒が使われたということでニュースにもなりました。西条には酒造りに適した湧水があり、今ではそれぞれの酒蔵の井戸が開放されて、誰でも自由に利用できます。改めて、カメラとコップを持って酒蔵通りを歩くと、今まで気付かなかった多くの事を発見できました。これからも、もっと沢山の人たちに西条の酒文化を知ってもらえればうれしいです。 ![]() 広島市長賞 作品名:「通学路安全マップ」 受賞者:広島市立青崎小学校 2年 熊谷彩 4年 熊谷美咲 作品主旨:私達姉妹の通学路は、見通しの悪い曲がり角、踏切、交通量の多い交差点があります。みんなの通学路はどんな所か歩いて調べてみました。人通りの少ない所、五差路、歩道の真ん中に電柱がある所等、いろいろな危険があることが分かりました。毎日安全に通学できるのは、ガードボランティアの人やこども110番の家の人のおかげだと気づきました。危険な所は写真付きにしたので在校生や新入生に参考にしてほしいです。 ![]() 広島市長賞 作品名:「私たちの食卓の食材輸入国」 受賞者:広島県立五日市高等学校 3年 植野綾香、片岡里奈、 松本杏奈、山口恵実 作品主旨:この調査のきっかけは、昨今「食の安全」が叫ばれており、食卓に並んでいる食材はどこから輸入されているのかという疑問を抱いたからです。そこで近所のスーパーマーケットに行き、食材や調味料などを調査しました。確認しただけで世界50カ国から輸入されており、隣の中国だけでなく、遠いアフリカや南アメリカからの輸入も多いことが判明しました。私たちの食卓は国際色豊かとも言えますが、多くを外国に依存しているということが解りました。 ![]() 広島市教育委員会賞 作品名:「日本地図すごろく」 受賞者:広島市立瀬野小学校 4年 山下雅揮 作品主旨:夏休みに入って、自作のすごろくで遊んでいたある日のことです。「日本地図の上ですごろくができたらおもしろいかも。」と思い、作ることにしました。大きな紙の上に地図を描くと、その形の出入りのはげしさや県の大小のちがい、そして海をふくめた意外な広さなど、いろいろな発見がありました。楽しさを増すために、ポイント券を作るなど工夫しました。でき上がりに家族で遊んでみました。とても楽しかったです。 ![]() 国土地理院中国地方測量部長賞 作品名:「さんかく公園の形しらべ」 受賞者:広島市立原南小学校 2年 茶之原健斗 作品主旨:ぼくの家のとなりに「さんかく公園」という公園があります。みんな、「さんかく公園」と言うけれど、本当にさんかくの形をしているのかどうか調べることにしました。公園の中を歩いて長さをはかったり、上から公園を見たりして形を調べました。調べた結果、公園の形は四角形でした。四角形の形をしているとは思わなかったので驚きました。 ![]() (社)日本地理学会長賞 作品名:「違った地形の国 イギリス」 受賞者:広島市立五日市南中学校 2年 原岡優子 作品主旨:地形と土地利用には、具体的にどのような関係があるのか、どんな土地が何に利用されているのか知りたくて調べてみました。イギリスのように地形が違う4つの国が集まっている所では、高地ではさまざまな工夫をして農業に取り組んでいること、小さな島では少ない土地をどのように有効に利用しているかを作品に表してみました。また、4つの州の違いがわかるように工夫しました。その中で、それぞれの土地を上手に利用していることがわかりました。 |