多摩市身のまわりの環境地図作品展(多摩地区)

多摩市身のまわりの環境地図作品展

作品展概要

主催:多摩市身のまわりの環境地図作品展運営委員会(第11回:多摩地区)

  • 作品展の概要
    • 「多摩市身のまわりの環境地図作品展」は、日常、触れたり感じている身のまわりの生活環境を取り上げ、自分で観察し、地図として表現することにより、環境の捉え方を身を持って学び、環境に対する理解を深めることを目的に毎年11月に開催されています。
  • 作品(19年度:11点)

多摩市連光寺小学校 6年 永瀬加奈子

 

(全国児童生徒地図作品展連絡協議会長賞・国土地理院長賞)

 

この作品を作ろうと思ったきっかけは、携帯に、多摩市安全安心まちづくり情報から不審者や空き巣などの情報が毎日にように入ってきてとても気になり、詳しく調べて身のまわりの環境地図に書いて考えてみようと思いました。

多摩市は緑が豊かで公園も多いですが、公園には人がほとんどいないため私たち子供が植え込みなどに連れ込まれても外からはよく見えないことがわかりました。この地図が私たち子供の安全に生活できるために少しでも役に立てばよいと思います。


多摩大学附属聖ヶ丘中学校 1年 奥居彩音

 

(多摩市長賞)

 

この作品を作ったきっかけは、数年前に友人から風景印の押された葉書をもらったことに始まります。「珍しいなあ」と思ったと同時にとても嬉しかったので、どんな風景があるのか調べてみました。すると日本全国それぞれの地域の代表的風景がはんこになっていました。

今回、風景印があまり人々に知られていないことを知り、少し残念でしたが、私はこれから旅行先などで郵便局に行って、いろんな所の風景印を集めたいと思います。


多摩市立鶴牧中学校 1年 寺崎珠羽

 

(環境情報科学センター理事長賞)

 

私は、鶴牧には緑も公園もたくさんあり、きれいだなと思うこともありますが「本当に鶴牧はきれいなのだろうか」と思い、大気汚染をテーマにしました。なにか実験道具を使い調べようとも思いましたが、誰でも木を見るだけでわかるように「コケ」にしました。

大変だったことは木やコケの種類を調べたりしたことで、とくに木を1本1本みながらメモをとりまとめるのは大変でした。この地図を見て、少しでも身の回りの環境に興味を持ち、気を配ってもらえたら嬉しいです。


多摩市立鶴牧中学校 1年 小山内俊亮

 

(日本地図センター理事長賞)

 

調べる前は、地域によって竣工年月に違いがあるだろうと思っていたが、意外に、橋はほとんどが昭和40、50年代に造られていた。橋は、広い地域で一斉に工事が行われたことがわかった。

調べた中で一番古い橋は「若鮎橋」で、昔は鮎が泳いでいたのかなと考えると楽しかった。多摩市には橋が多いので調べるのに大変だったが、多摩市の道路交通課の方が資料を下さり説明してくださったので、とても助かった。市内を歩いて橋を調べたり写真を撮ったりするのは、結構楽しかった。


多摩大学附属聖ヶ丘中学校 2年 神津勇樹

 

(日本地図調製業協会長賞)

 

作品のテーマを考えながら散歩していたとき、表通りに差し掛かったところで「ふっと」温度が変わりました。以前に授業で、温度の変化は地面によって変わると習ったので、「場所による温度」を調べたらおもしろいのではないかと思いテーマを決めました。

まず家の前を平均気温として空き地や住宅地を歩いて温度をはかり、その差を求めました。結果を見ると住宅街の中でも涼しい場所と暖かい場所がありました。理由は道幅でした。道幅の広いところは風通しが良く涼しかったのに対し、狭いところは風が通らないため涼しくありませんでした。


多摩市立鶴牧中学校 1年 高橋遥菜

 

(地図情報センター理事長賞)

 

私がこの作品を制作した理由は、お店でAEDを見つけ「あ、こんな所にAEDが・・・」と思ったことからです。そして「どこにあるんだろう?」という疑問をもって、このテーマにしようと決めました。

「どこにあるか」「その場所の写真」などの写真はすぐ見つかったのですが、うまくまとまらなく苦労しました。でも、これを作ったおかげで、万が一の時も安心!!と思えるようになれました。


多摩市立連光寺小学校 6年 原田珠生

 

(日本地理学会長賞)

 

私の家の近く「チョウセンアサガオ」という帰化植物がありました。私は帰化植物に興味を持ち、それを調べて地図に取り上げようと思いました。

図書館で図鑑を借り、いろいろな公園をまわって写真を撮って名前を調べ、公園の中で多かった植物を書き上げました。帰化植物のほとんどは明治から昭和にかけて貿易や国際交流が盛んになってきた時に増えてきました。

外来種などの動物がよく取り上げられていますが、植物などの身近な所にも目をつけてもらいたいと思い、この地図を作りました。絵を描くのが好きなので作るのも楽しくできました。


多摩市立多摩第三小学校 6年 長内佑果

 

(日本国際地図学会長賞)

 

今年の夏はとても暑く、今、地球温暖化問題が話題になっていることが分かりました。そこで「ヒートアイランド現象」や「多摩市の温度」を調べて、まとめてみたいと思いました。

苦労したことは、朝早くからおきて夜の12時までかかった日が何日もありました。とくにパソコンから資料を集めたり、図書館に行ったりして夏休みを過ごしました。完成したときには、とてもうれしい気持ちになりました。最後にできあがった作品を見て、「がんばってよかったな」と思いました。


多摩市立鶴牧中学校 1年 戸塚美咲

 

(多摩市教育委員会教育長賞)

 

私がこれを調べようと思った理由は、自分自身けいたい電話を持っていないため公衆電話をたまに使うことがあるので調べてみました。また「パソコンなどですぐに調べられないものを調べたい」と思っていたので、悩まずにこれを調べることにしました。

苦労したことは夏の暑い中、自転車で落合、鶴牧、唐木田などの道を全部まわったことです。家に帰ったらほとんどほかのことが出来ませんでした。完成したときは、すごく達成感がありました。


多摩市鶴牧中学校 1年 永峰千尋

 

(パルテノン多摩賞)

 

私がなぜこの作品を制作したかというと、昔話とかそういうものに興味が持ったからです。最初は資料が見つかるかどうかとても不安でしたが、図書館に行くと多摩市の昔話の本がありました。それで話の内容が分かってもその話の場所を探すのが、けっこう大変でした。

この作品を制作して感じたことは「多摩市ってこんなに怖い話が残っているんだ」ということです。工夫したことは、写真に説明を入れたこと等です。大変だったのは、地図の色ぬりです。このテーマは調べがいがあって、私にとってよいテーマでした。


多摩市立東愛宕中学校 1年 石橋啓太郎、小礒寿生

 

(運営委員会委員長賞)

 

最近、たばこの害が多く注目されてきており、レストランなどに入ると必ず「喫煙席ですか?禁煙席ですか?」と聞かれるので、どちらの席が多いのか調べてみました。

ファミリーレストランとファーストフード店は数がたくさんあったので夏の暑い中、一つ一つ回るのが大変でした。どこのお店も優しく教えてくださって、中にはわざわざ教えてくださった所もあり、うれしく思いました。

調べてみると思っていたより喫煙席が多かったのでびっくりしました。次回機会があれば、たばこを全く吸えない施設があるかなどを調べてみたいと思います。