仙台市中学校生徒地図作品展(仙台地区)
仙台市中学校生徒地図作品展
作品展概要
主催:仙台市中学校社会科研究会(第39回:仙台地区)
- 作品展の概要
- 「仙台市中学校生徒地図作品展」は、仙台市内の中学校生徒が高度分布図、土地利用図、地図模型の作成を通して、地図についての理解と地理的な考察力を育てるとともに、資料活用の能力を高めることを目的に毎年11月~12月に開催されています。
- 作品(19年度:10点)
仙台市立沖野中学校 3年 嶺岸史也
(仙台市長賞)
「甲府」の土地利用図を作成してみて、「甲府」は森林の緑を塗る面積が広くてムラができやすく、さらに道路を塗りつぶさないようにするのが大変でした。
完成したのは提出日ギリギリでしたが、完成した瞬間、今まで感じたことのない達成感を味わい、最後まであきらめずに作成できて本当によかったと思いました。また、作品を作成するときに「どういう地形で、どういう特徴のある地域か」を考えて作成できたのでよかったです。
仙台市立沖野中学校 3年 小島あい
(仙台市長賞)
私が「前橋」を着色しようと思ったのは、道路が地形図全体に広がっていて市街地など細かい部分が多く面白そうだと思ったからです。
実際に取り掛かると1日中塗っていてもほんの少ししか進まず、思った以上に時間がかかってしまいました。そしてようやく完成した地図は、道路だけ白く浮き上がって見えるのがすごく綺麗で、自分でも驚きました。
最後まであきらめずに仕上げることができ、達成感も味わうことができて良かったです。
仙台市立沖野中学校 3年 菊地右
(仙台市長賞)
土地利用図との出会いは、1年の夏休みの社会の自由課題でした。興味を持って地形図を買ってきたものの、真っ白な地図と向き合った時は正直言って仕上げられるか不安でした。
2年の時は「五所川原」に取り組み、初めて金賞をいただきました。この時展示してあった「浜松」の作品に感動し、今年は僕も「浜松」に挑戦しました。色にムラができないように塗るのが大変でしたが、終わった時は、なんとも言えない達成感がありました。
仙台市立沖野中学校 3年 針生弘実
(仙台市長賞)
私が「江住」を選んだきっかけは、昨年度の作品展で仙台市長賞を受賞した本校卒業生の「江住」を見て、「私もこのような素晴らしい作品を仕上げたい」と思ったからです。
ところが実際に取りかかってみると、思った以上に細かな、より丁寧な塗り方が求められていて大変でした。それだけやりがいもあり、完成した時は自分の納得のいく作品に仕上がった満足感がありました。これからは今まで以上に地図に関心を持っていきたいです。
仙台市立上杉山中学校 3年 宮田航志
(仙台市長賞)
地図模型の作業は本当に気の遠くなるようなものでした。昨年は三宅島に挑戦しましたが、噴火口の所が難しくて、完成できませんでした。
今年こそは完成させようと、三宅島より難易度の低い利尻島に挑戦しました。楽に終われると思っていましたがそうはいかず山頂付近の細かい部分にとても苦労しました。
しかし、三宅島のようなへこみがないので、徐々に完成していくのを感じることができ、完成したときには、昨年味わえなかった大きな達成感を味わうことができました。
仙台市立八木山中学校 3年 櫻井亜衣
(国土地理院長賞)
私は以前友達が制作した地図作品を見て、その出来映えの美しさに感動し、それがきっかけで制作を決めました。
土浦の地図はとても細かく塗っても塗ってもあまり進まず、根気のいる作業でしたが、色の濃さが均一になるよう丁寧に着色しました。特にこの地図の最大の特徴である研究所のうす紫色は綺麗に塗るのが難しく、最も苦労した点のひとつです。
最初は完成させられるか不安だったけれど、自分なりにこだわりを持って、最後まで粘り強く取り組むことができたと思います。
仙台市立沖野中学校 3年 鈴木里奈
(国土地理院長賞)
昨年、初めて地図作品展に出展し賞をいただきました。私はもともと着色などの細かい作業が好きだったので、もっと難しい作品にチャレンジしてみようと、今年は「水沢」を選びました。
最初は、見た目がすごく細かくて、塗っても塗っても全然進まず大変でしたが、夏休みから冬休みにかけて何度も重ね塗りをして、濃く丁寧に塗ることができたので良かったです。この経験を生かし、何事にも諦めないで取り組んでいきたいと思います。
仙台市立八木山中学校 2年 佐々木志保
(国土地理院長賞)
地図制作に興味があったので、選択社会を選びました。最初の授業で先生の説明を聞いたときは、最後までやりとげられるかとても不安でした。しかし、夏休みの間に一日一時間程塗っていき、完成することができました。
関山峠は塗る面積が多く、ムラが目立ってしまい、何度かやり直しをして大変でしたが、やり直した分きれいに仕上げることができて良かったです。この作品が金賞をとったと聞いた時はとても驚きました。私はこの地図の制作で、努力した分は必ず返ってくると学びました。
仙台市立沖野中学校 3年 鈴木智南
(国土地理院長賞)
高度分布図の作成は今回二度目になるので、前作よりも良い作品にしようという気持ちを込めて「江住」を選びました。最初はていねいに塗り進めてもだんだん疲れてきて、河川の細かい周りを塗るのにとても苦労しました。でも、塗れば塗るほどに立体感が出て、そのたびに感動しました。
がんばって最後まで塗った結果、満足のいく作品に仕上がり大変うれしいです。一枚の地図からたくさんの事を学ぶことができて本当によかったです。
仙台市立上杉山中学校 3年 南舘諒典
(国土地理院長賞)
地図模型の作業は、出口の見えないトンネルに入ったような感じでした。2年生の時の利尻島は、徐々に光がみえ、出口が近いことを実感することができましたが、今回の三宅島は違いました。
今までは上に重ねればよかったのですが、深く下がる噴火口は等高線の間隔が狭いゆえに複雑なため大変でした。しかし周囲の人に聞いたりしてやっと完成することができました。最後まで頑張りぬき完成した時は、その達成感で胸がいっぱいになりました。