最終更新日:2019年4月5日

採用担当Facebookアーカイブス~地理地殻活動研究センター~

【業務紹介:地震予知連事務局業務】

地理地殻活動研究センター 研究管理課 マービットさん

2019年1月18日公開→Facebookで見る

~見せてもらおうか。最新の地震予知の研究とやらを!~

元気ですかー!元気があれば、何でもできる!快適な場があれば、自由闊達な議論ができる!そう、私達は影の地震予知連絡会サポート隊。正式所属:地理地殻活動研究センター。はじめまして。サポート隊員のマービットです。研究センターには研究者だけでなく、研究の業務を支える人もいます。今回はその支援業務の一つ、地震予知連絡会事務局について紹介します。

地震予知連絡会では、研究者や関係機関の方々が一堂に会し、地震や地殻変動等の情報交換を行い、地震予知研究にとって旬な課題を重点検討課題として集中的に議論しています。例えば、最近では「スロー地震と巨大地震の発生」、「北海道東方沖の相対的地震活動度の静穏化と現状」などが発表されました。ほかにもたくさんあります。タイトルからでも、知的好奇心がくすぐられますね!サポート隊は、第一線で活躍される研究者等の熱意と本気(マジ)を味わえる隊でもあります。

さて、肝心のサポート隊の仕事はというと・・・

国土地理院の資料を作る人、他機関の資料をまとめる人、会議内容をまとめる人、記者会見資料を準備する人、会議出席者の受付をする人、会議で議論されている資料を大画面ディスプレイに映す人などなど多岐にわたります。当日の様子を写真でどうぞ。

写真1:本会議の様子。この写真は会議開始早々に撮った写真で静かな感じですが、ここから徐々に熱が入ります!

写真2:機器類のセッティングを行う2人。各委員にマイクを設置、会場でプレゼンを投影する他、傍聴の部屋や、全国にある地方測量部と中継を行うために、機器類をセット中。

写真3:傍聴受付準備中。会場の隣の部屋に来ればどなたでも会議映像をご覧いただけます!次回は2019年2月22日、222回目の地震予知連絡会です。

写真4:記者会見の様子。地震予知連絡会の締め括り。記者さんを通じて全国民に会議内容をお伝えします!

サポート隊の仕事も年々進化を遂げ、今年ようやく、会議資料のペーパーレス化を実現しました。より一層快適な議論の場を作るため、事務局も少しずつ進化していきます。

写真1:地震予知連絡会本会議の様子。

写真2:当日の準備の様子。機器類のセッティング中です。

写真3:会場の隣の部屋、傍聴のための受付を準備中。

写真4:記者会見の様子。本会議の終了後、記者会見を開き、会議で議論した内容の説明や質疑応答を行います。

 

#国土地理院_業務紹介

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【職員紹介】地理地殻活動研究センター 森下さん

地理地殻活動研究センター 森下さん

2016年3月3日公開→Facebookで見る

みなさんこんにちは!リクサポです。国土地理院では、研究を業務とする「研究官」も働いています。今回は、地理地殻活動研究センターの森下さんに、自身の研究や留学経験について語っていただきます。

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平成20年度入省の森下です。

現在、私は研究官として主に干渉SARという技術に関する研究をしています。干渉SARとは、人工衛星のデータにより地表の変動を面的かつ高精度に計測できる技術で、主に防災に役立てられています。最近では、箱根山や桜島の地殻変動を検出し、火山活動の貴重な判断材料として用いられました。地震・火山噴火などの緊急時には休日でも対応しなくてはならないこともありますが、未知の地殻変動を世界で最初に検出したときはとても高揚した気分になります。

私の経歴を少し紹介します。私は元々は行政官(技官)として採用されました。その後、配属先で携わった業務が研究と密接に関係しており、研究にも興味を持つようになりました。平成23年度には海外派遣のチャンスがあり、オランダのデルフト工科大学で1年間干渉SARに関する研究を行いました。1年間の海外生活では、研究だけに限らずいろいろな経験ができ、とても充実した時間を過ごせました。帰国して2年後には研究官に転任となり、今では海外で学んだことを大いに活かして研究に励んでいます。行政官から研究官に転任となる事例は多くはありませんが、その人の適性に応じて、さまざまな可能性があります。

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国土地理院では毎年のように海外派遣される職員がいて、希望すれば行けるチャンスは多いと思います。留学だけではなく、日本の果ての島や南極など普通の人は行けないようなところにも仕事で行けることがあります。この話はまた別の職員が紹介してくれるでしょう。乞うご期待!

写真1
JAXA製作のSAR衛星「だいち2号」解説VTRに出演しました。
「「だいち2号」(ALOS-2)大地にも、精密検査が必要だ。」
https://www.youtube.com/watch?v=Hx-F3x_ZGac

写真2
干渉SARによって宇宙から捉えられた箱根山(大涌谷)の変動です。
赤丸内の狭い範囲で数cm~数十cmの変動とその時間的推移が捉えられ、立入規制等の判断材料として用いられました。
宇宙から数cmの変動が捉えられるってすごいですよね!
(詳細は国土地理院HPで→http://www.gsi.go.jp/…/bousaichou…/h27-hakoneyama-index.html)。

写真3
海外派遣先のオランダでの写真です。
研究はもちろん一生懸命やりましたが、観光にもたくさん出かけましたし、多様な人・文化に触れて、日本では絶対にできない貴重な経験となりました。
人生で最も濃い一年でした。

 

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