数値地図25000(地名・公共施設)を利用した地図Viewerの開発

株式会社 キャディックスの研究成果

株式会社 キャディックス

1.目的

 近年、公的機関(官公庁)、民間企業のユーザー等に、数値地図データの利用が増えているが、とりわけ国土地理院で整備している数値地図は、平成12年2月に数値地図25000(地名・公共施設)が新規刊行されるなど、種類とともに刊行枚数も増加している。本研究では、数値地図および他の空間データを統合、構造化等を行うことにより、利用者が目的別に重ね合わせを行うことや追加、編集を可能とするアプリケーションの開発を行い、数値地図の相互利用を促進させることを目的とする。

2.現状

 国土地理院発行の各種数値地図は、画像データのため、画面表示は1枚ごとに行われることが多い。また、数値地図25000(地名・公共施設)の利用分野を広げるために、属性データを地図上に表示できる手段の必要性が増している。

3.実施内容

 数値地図25000(地名・公共施設)の属性データと、各種数値地図の画像データとの融合したアプリケーションの開発を行い、両データの連動性と有用性について検証する。また、弊社のCADデータベースの技術を用い、地図画像ビューワ上にユーザーデータの作成を可能にする。

4.得られた成果

 各種数値地図の画像データと、数値地図25000(地名・公共施設)の属性データは、経緯度によって補正された画像上において、連動性が充分に示すことが出来、画面表示と印刷機能による出力結果によって、その有用性が検証された。

数値地図25000(地名・公共施設)を利用した地図Viewerの画面
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