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統計情報の表示について

目次

はじめに

 ここでは都道府県ごとに並んでいる統計情報を地理院地図にプロットする方法を紹介します。
下準備として 都道府県名のリストをエクセル等で作成し、保存しましょう。
 具体的には都道府県コードの順番に並んだ先頭行に住所となる都道府県リスト(図-1-1)をつくりましょう。様々な統計データの都道府県の並びは、都道府県コード順に並んでいることがほとんどです。表計算ソフトの様に並び替えや様々なフィルタリング機能があると後での加工等が楽になります。また属性値については必要があれば図-1-2のように具体的に書いてください。単に生産量や出荷額等ではわからない時があります。こうすることにより、該当箇所をクリックすると図-4のような表示ができます。
 
図-1-1 都道府県のリスト(一部省略)


図-1-2 県名から住所に そして (t)からりんご生産量 トン に一度に変更した例


注意:最終的に地理院地図へドラッグアンドドロップするデータはテキストをカンマで区切ってあっても拡張子がCSVでないものは地理院地図では読み込めません。
○市町村や市町村より細かく分類(大字レベルまで)された住所を地理院地図で表示させる時

 市町村ごとのある分布や生産量等を見たい時、市町村内の偏り等を見る時には、都道府県の時と同様に先頭の行に住所を入力し次の行に属性(名称や単位)を入力してください。※入力する住所は都道府県名からの住所を入力してください。
 入力する住所が市町村名までのっている場合には役所や役場にプロットされます。※入力する住所が字名までの場合は、その地名の代表点にプロットされます。
 この表現を用いて市町村ごとの分布やそれより細かい状況を地図に表示させることができます。

各種統計情報の分析

 国や一部の教科書会社のサイトには各種統計情報があり、誰でも使えるようになっています。単に統計情報を都道府県コードの順に並んである表形式で数字を眺めてもなかなかイメージがわきにくいのですが、日本地図の上にプロットし、地域的な偏り等を見ることで視覚的に統計情報を見ることができ、これによって理解度が進むと考えられます。(図-2)

47都道府県データを地理院地図に表示した例
図-2 CSV形式に保存された47都道府県データを地理院地図にドラッグアンドドロップした例

 すべての都道府県データを読み込んだ状態では県庁所在地をプロットしただけなので表示に面白みはないのです(県庁所在地の場所と名前を教える場合は別)が、都道府県ごとのデータを上位○位・下位○位等の条件を付けて表示するデータを絞ることで様々な情報を見ることができます。(図-3)


図-3 地理院地図にリンゴの生産がある都道府県をプロットした状態

また、クリックすることで該当県を確認することができます。


図-4 プロットされた点をクリックした状態

統計情報の加工

 ここでは表計算ソフト等の機能を使った処理をご紹介します。表計算ソフト等がない場合でも同じことは大概のソフトで編集可能だと思われます。

・情報の絞り込み 降順昇順、ベストテン、ワーストテン、平均以上・以下等
 エクセル等の表計算ソフトを用いる場合は47都道府県すべての領域を選択し、昇順や降順の機能を用いて並び替えを行う。そしてベスト5や数値のギャップが大きいところまでをコピーする等の処理を行うことができます。作ったデータを新たにファイルを作るか、別のシートに結果をコピーします。うまくコピーができたら、題名をつけてCSV形式で保存します(通常、保存するときに表示されているシートが対象になります。)。保存したシートを「地理院地図」にドラッグアンドドロップすることで先ほど選択したデータを地図上で表示できます(図-3)。
ソフトによっては各種フィルタリングの機能を使い、トップテン等を表示させることがでます。

ただ、地理院地図では○○県とだけ表示されている場合はその都道府県の県庁所在地に代表の点をプロットしますが、都府県名を省力したり、地方ごとの集計がある場合にはその位置を表示しなかったり、正確にプロットすることはできません。統計情報を地理院地図で表示できるように加工する必要があります。典型的な加工例を下に示します。参考にしてください。

様々な統計情報を見るとそのままプロットできることはほとんどなく、都道府県名以外の必要な情報をプロットされないように別の場所に移動させるなどして、地理院地図にプロットできない状態のデータを、地理院地図にプロットされるように加工します。
基本的にはドラッグアンドドロップするデータは都道府県名と該当する数字だけの表示にします。
以下に典型的な加工例をリンクしておきます。

(1)都府県を省略している場合

 都府県の名称については「○○県」の様に記載されているデータは国土地理院の地理院地図にそのままプロットできますが、単に「○○」と県等の記載を省略している場合は地理院地図ではその位置を表示しなかったり、正確にプロットすることはできません。そのような場合ははじめに作成した都道府県名のリストをコピーして貼り付けるか、47都道府県の領域を省略されている領域にドラッグアンドドロップします(図-5)。
都道府県名を編集する例
図-5 正式な都道府県名をドラッグして、省略している都道府県名を置き換えている例

(2)属性値がゼロの場合

 ものによってはある県では生産していない、若しくは存在しない等「-」や「0」が属性値に入っている場合があります。
その際は属性値が0の県は削除します(図-6)。そしてcsvで保存します。


図-6 属性値が「0」や「-」を削除

(3)各地方の集計をしている場合

地方等表示に不必要な列・行が入っている集計は地理院地図では表示されないため、他の不必要な情報とともに該当する行・列を削除します。タイトル・単位等残したい情報は同じシートの見えるところの別の列に移動させます。
図-7では削除若しくは離れた空白だけの列に移動させる。ここでは表示するために削除若しくは移動する行や列を矢印で示している。


地方別の表を編集する例
図-7 不必要な情報や他の箇所に移動させる行や列を表示した例
 

(4)横に都道府県を記載している場合

  統計情報によっては都道府県を横に順に並べている表もあります(図-8)。お手元にエクセルのような表計算ソフトがある場合には機能として横軸と縦軸を入れ替えたり、カットアンドペーストで縦横を入れ替えるなどの機能を使って下記のようにデータを加工します(図-9)。最後に出来上がったファイルをCSV形式に保存します。

都道府県名が横並びの例
図-8 横に並んでいる都道府県名を選択した図

都道府県名を縦並びに変更した例
図-9 横に並んでいる都道府県名を縦に並び替えた例

もっと具体的に表示したい場合(地理院マップシートの使用例)

これまでのプロットでは上位○位等とした場合、同じアイコンで表現されます。今度順位をわかるようアイコンを変えて表示させてプロットしてみます。これにはマップシートを使い、「アイコンに順番をつける。」という作業をしてみたいと思います。下記のマップシートの使い方をクリックしてください。

(1)マップシートの入手

 まず、マップシートを入手します。国土地理院のトップページの上方の右側にあるライブラリー入り口をクリックします(図-10)。
国土地理院ホームページのイメージ
図-10 国土地理院のホームページトップから入る方法

地理空間情報ライブラリーのページに移動します。そこで上部にある地理空間情報のカタログをクリックします(図-11)。
地理空間情報ライブラリーページのイメージ
図-11 地理空間情報ライブラリーのページからクリックする箇所を示した図

すると地理空間情報のカタログの表が表示されるので、その下部の「地理院マップシート」をクリックします(図-12)。
カタログ表のイメージ
図-12 地理空間情報のカタログ表から該当箇所をクリックするところを示した図

クリックすると地理院マップシートダウンロードページが表示されるのでファイルをダウンロードします(図-13)。

地理院マップシートのダウンロードイメージ
図-13 「地理院マップシート」のダウンロードのページから「地理院マップシート」をダウンロードする箇所を示した図

ダウンロードしたファイルを自分の指定したフォルダーに保存してください。

(2)ファイルの加工

 ダウンロードしたファイルを解凍すれば操作マニュアルがあるので内容を確認しておきます。特にマニュアルの10ページにあるアイコンの選択で数字を選ぶとわかりやすく表示できます。


数字のタブをクリックすると下記の表が現れるので表示させるアイコンを選択する(図-14)
数字アイコンを表示させる方法
図-14 数字アイコンを表示させる方法

数字のタブをクリックすると下記の表が現れる(図-15)ので表示させるアイコンを選択する。
数字アイコンを表示させるイメージ
図-15 数字アイコンを表示させた図

選択するとマップシートのアイコンのセルに数字で置き換わったアイコンの入力が確認されます(図-16)。
アイコンの変更イメージ
図-16 アイコンが数字に置き換わったものを表示した例

アイコンのところに数字が入力されているのを確認後、下記の図の出力のボタンをクリックしてください。そしてご都合のいい場所に保存してください(図-17) 。

統計情報のマップシート転写イメージ
図-17 統計情報を地理院マップシートに転写した状態

(3)地理院地図での読み込み

地理院地図を立ち上げ、地理院地図の操作マニュアル13ページ付近の記述されているようにファイルから先ほどのファイルを読み込み、地理院地図上で表示させる(図-18)。


図-18 表示させたいCSVファイルを地理院地図にドラッグアンドドロップした例

番号で表示させたアイコンをクリックすると都道府県名と表示させたい項目の値を確認することができます(図-19)。

図-19 地理院地図に表示されてアイコンをクリックした例

地理院マップシートで「表示させたい項目の値」を実際の名称に置き換えて作業を実施するとその名前が出てきます(図-20)。


図-20 アイコンをクリックしたら表示させたい項目を示した例

このファイルを読み込ませて、同じようにクリックすると何を表示しているのかわかりやすくなります。

先ほどの用にプロットしたアイコンをクリックする(図-21)と図のような表示が出てきます。

図-21 表示名を具体化させ、アイコンをクリックした例

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