日本水準原点と日本水準原点標庫「令和元年度土木学会選奨土木遺産」に認定

概要

 日本水準原点と日本水準原点標庫(東京都千代田区永田町1-1-2 国会前庭北地区)が「令和元年度土木学会選奨土木遺産」に認定されました。
 選奨土木遺産は、土木遺産の顕彰を通じて歴史的土木構造物の保存に資することを目的として、近代(幕末~昭和20年代)に完成したものを主たる対象に公益社団法人土木学会が認定しているものです。
 国土地理院の管理する施設としては、平成30年度の油壺験潮場に続き2年連続での認定となります。

選奨土木遺産認定書授与式
乙井関東地方測量部長と福島選奨土木遺産選考委員長
贈呈された選奨土木遺産の銘板

認定理由

 日本水準原点は、明治24年に参謀本部陸地測量部により創設されてから、全国の高さ(標高)を決めるための測量の統一的な基準として重要な役割を果たしてきました。
 日本水準原点標庫は、原点標を保護するためのドーリス式ローマ神殿形式の古典的建築で、日本人建築家により設計されたものでは、現存する都内最古の近代洋風建築として、歴史的、建築学的にも貴重なものです。
 詳しくは、下記の土木学会選奨土木遺産をご覧ください。

日本水準原点観測風景 1
日本水準原点観測風景 2

問い合わせ先

国土交通省国土地理院測地部
 測地基準課長 岩田 昭雄  Tel 029-864-4796
 同課長補佐   住谷 勝樹  Tel 029-864-6265 

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