最終更新日:2009年3月2日

平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震に伴う基準点測量成果の取り扱いについて FAQ

A1:電子基準点は、連続的に地殻変動を観測していますが、測量の基準とするため、測量成果としての座標値が決められています。
   しかし、地震によってその座標値が変化してしまいましたので、座標を決定し直す必要があります。
A2:測量成果の公表停止地域の外側の基準点は、使用しても問題ないと考えています。しかし、場所によっては、変動量が大きいことも考えられますので注意が必要です。
A3:地震前の測量結果については、点検測量を行って変化がないことを確認して下さい。未実施部分については、作業の継続は可能ですが、既知点とする基準点成果は、国土地理院が三角点の改測(再測量)を終了してから公表する新しい測量成果を用いて再計算する必要があります。
A4:最も良い方法は改測(再測量)を実施することです。地殻変動の小さな地域においては改算を行うことも可能です。
   その場合、既知点とする三角点成果は、国土地理院が三角点の改測を終了してから公表する新しい測量成果を用いて再計算する必要があります。
   改測及び改算の実施にあたっては事前に国土地理院東北地方測量部へお問い合わせください。
A5:計画している測量作業を行っても大丈夫です。
   ただし、既知点とする基準点成果は、地震によって変化しているため、国土地理院が三角点の改測(再測量)を終了してから公表する新しい測量成果を用いて再計算する必要があります。
   また、測量を早急に行う必要がある場合は、電子基準点を利用して1級基準点を設置し、そこを既知点として測量を実施することができます。
A6:電子基準点の新しい測量成果は8月4日に公開しました。
   三角点の新しい測量成果については、一部の地域を除き、平成21年3月2日に公開しました。残りの三角点についても、今後成果の改定を進めていく予定です。



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