新燃岳の溶岩ドームが直径約600mに成長

4回目の爆発的噴火後の火口の状況をくにかぜIIIから撮影

発表日時:2011年2月1日(火)21時30分

 国土地理院は、測量用航空機「くにかぜIII」で新燃岳の火口内を撮影した写真を判読した結果、溶岩ドームのサイズは、北北西~南南東方向の直径が約600mに達していることが判明しました。



 国土地理院は、本日、測量用航空機「くにかぜIII」から新燃岳の火口内の写真撮影を実施し、溶岩ドームの大きさなどの判読を実施しました(画像1、画像2及び参考資料1)。

 この画像は、本日朝発生した4回目の爆発的噴火の後である、午後1時ごろに撮影したものです。

 画像1の画像を判読し、1万分1火山基本図の等高線と照らし合わせたところ、溶岩ドームの縁は標高約1300mに達しており、北北西~南南東方向の直径は、約600mまで成長していることが判明しました(参考資料2)。
 また、火口縁の最も低い地点の標高は、約1355mで、溶岩ドームの縁との標高差は、50~60mです。

 国土地理院では、この画像を2月3日の火山噴火予知連絡会に、危険性の評価などの基礎資料として提出する予定です。

問い合わせ先

〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
  国土交通省 国土地理院
    測図部測図技術開発室長    大野 裕幸  TEL 029-864-5911(直通)

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