細島験潮場「登録有形文化財(建造物)」登録について
細島験潮場「登録有形文化財(建造物)」に登録
概要
国土地理院の潮位観測施設「細島験潮場」(宮崎県日向市)が、平成30年3月27日、「登録有形文化財(建造物)」に登録され、平成30年6月1日に日向市から登録証を受領しました。国土地理院の測量標が国の文化財になるのは輪島験潮場(石川県輪島市)に続いて2例目です。
経緯と登録の理由
日向市が以下の理由で国の「登録有形文化財(建造物)」として文化庁に推薦し、平成30年3月27日付で登録されました。
現在も国内で稼動している験潮場建屋としては日本最古のもので、日本の験潮史上、重要な位置を占めるだけでなく、近代化遺産の建造物としての学術的価値も高いとの評価を受け、平成26年に土木学会選奨土木遺産に選定されていること。
現在も国内で稼動している験潮場建屋としては日本最古のもので、日本の験潮史上、重要な位置を占めるだけでなく、近代化遺産の建造物としての学術的価値も高いとの評価を受け、平成26年に土木学会選奨土木遺産に選定されていること。
細島験潮場の歴史
明治25年 細島験潮場開設(自画紙に潮位を記録する方式の潮位観測を開始)
明治26年 建物倒壊のため再設
平成 4年 開設100周年記念式典開催
平成15年 GNSS観測点の設置
平成23年 東北地方太平洋沖地震発生、津波観測
平成26年 「土木学会選奨土木遺産」に認定
明治26年 建物倒壊のため再設
平成 4年 開設100周年記念式典開催
平成15年 GNSS観測点の設置
平成23年 東北地方太平洋沖地震発生、津波観測
平成26年 「土木学会選奨土木遺産」に認定
登録有形文化財(建造物)とは
「登録有形文化財(建造物)」は、50年を経過した歴史的建造物のうち一定の評価を得たものを文化財として登録し、届出制という緩やかな保護措置により保存が図られるもので、既に10,000件を超える建造物が登録されています。この制度は、近年の国土開発や都市計画の進展、生活様式の変化等により、まもなく消滅の危機に晒されている多種多様かつ大量の近代等の文化財建造物を、後世に幅広く継承していくために作られたものです。(詳しくは、文化庁のページをご覧ください。)
登録証 |
登録プレート |
問い合わせ先
〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番 国土交通省国土地理院 測地観測センター 地殻監視課長 真野 宏邦 TEL 029-864-5971(直通) 地殻監視課長補佐 田村 孝 TEL 029-864-1569(直通) FAX 029-864-8381