第43回石川県高等学校測量技術コンテストが開催されました

-金沢市立工業高校Aチームが最優秀賞を受賞-

 令和4年11月8日(火)、「第43回石川県高等学校測量技術コンテスト」が石川県金沢市の「粟崎やすらぎの林ふれあいゴルフ広場」において開催されました。
 このコンテストは、実習や部活動等で習得した測量の技術を、チームの協力・連携による共同作業によってその成果を競い、測量技術の向上と学校の交流・親睦を図ることを目的とし、石川県高等学校測量技術教育研究会が主催し、(一社)石川県測量設計業協会が共催、国土地理院北陸地方測量部が後援して、開催されました。
 石川県内の測量を学ぶ5校10チームの生徒が参加し、日頃の学習成果を競いました。午前中は「水準測量」の外業で、1チーム3名(観測者、手簿者、標尺手)に分かれ「粟崎やすらぎの林ふれあいゴルフ広場」の遊歩道内に設置された仮設水準点数点を往復観測しました。
 あいにくの天気で途中大雨にも見舞われ、生徒たちは頭からずぶ濡れの状態になりながらも必死に観測していました。観測点ごとに高低差を考慮しながら堅実に標尺を設置して進むチームや、距離を長くして全体的に観測に要する時間を短くしようとすることばかりに気を取られて標尺を何度も据え直しているチームなど様々で、往復観測に要する時間には差が開きましたが、最終的には大きな遅延もなく観測を終了しました。午後からは、金沢市立工業高校に移動し、水準測量の観測結果から高低差と出会差を計算する内業を実施しました。計算の過程では計算に要した時間よりも正確さ(往復観測の精度や品質)が順位を左右し、午前中の結果も踏まえ各校の順位が確定しました。
 審査の結果、最優秀賞は金沢市立工業高校Aチーム、優良賞は小松工業高校Aチームが受賞し、国土地理院北陸地方測量部長賞は最優秀賞を獲得した金沢市立工業高校Aチームに授与しました。

 
(外業の様子)

 
(内業の様子)


表彰式の様子(北陸地方測量部長賞授与)