富山大学理学部学生、北陸地方測量部を職場見学

富山大学理学部学生、北陸地方測量部を職場見学

 富山大学理学部地球科学科学生(2年生)15名及び引率者2名(教授、大学院生)が、固体地球物理学実験I(巡検)のため、平成29年12月21日(木)北陸地方測量部へ職場見学に来られました。
 

  • 三角点等の見学

 昨年は天候不順により三角点等の現地見学ができなかったこともあり、今年は、職員が富山大学からバスに一緒に乗車し、国土地理院の業務や三角点、水準点について説明をしながら見学地に向かい、富山県庁前公園内に設置された三等三角点富山と富山市役所南側歩道付近に設置された一等水準点828-1を見学しました。
 

  • 北陸地方測量部での見学

 北陸地方測量部においては、GNSS連続観測システムの説明、デジタル図化機による図化作業の説明及び体験、旧版地図、空中写真及び三角点等の基準点測量成果・点の記の閲覧を体験、地理院地図の概要とその利活用について説明を行うとともにマップシートを利用したアドレスマッチング等のデモンストレーションを実施しました。
 閲覧体験においては、富山市の都市形成を研究している学生の数人は、明治期に作成された地図と現在の地図の比較や終戦直後の空中写真と最近の空中写真の比較を行い、都市形成の変遷を確認していました。その他にも、出身地付近の電子基準点の場所の確認や、楕円体高、ジオイド高に関する質問もあり、興味を持っていただいたようでした。

 今回の見学が履修の一助になるとともに、地図・測量への関心を深めていただければ幸いです。


三角点、水準点現地見学の様子

 

写真:三等三角点富山

三等三角点富山

写真:一等水準点828-1

一等水準点828-1


北陸地方測量部職場見学の様子

 

写真:デジタル図化作業説明の様子

デジタル図化作業説明の様子

写真:デジタル図化作業体験の様子

デジタル図化作業体験の様子

 

写真:測量成果閲覧体験の様子1枚目

測量成果閲覧体験の様子その1

写真:測量成果閲覧体験の様子2枚目

測量成果閲覧体験の様子その2

 

写真:「地理院地図の概要とその利活用」説明の様子

「地理院地図の概要とその利活用」説明の様子