新地図記号が「防災の日」にデビュー

「自然災害伝承碑」を掲載した2万5千分1地形図を刊行開始

発表日時:2019年8月29日14時00分

 国土地理院は、地図記号「自然災害伝承碑」を掲載した初めての2万5千分1地形図を9月1日(日)に刊行します。「自然災害伝承碑」を掲載した地形図を通じて、各地域における自然災害への理解を深めていただけるよう、「災害への備え」を支援してまいります。


 2万5千分1地形図(以下、地形図)は、国土の管理に必要となる基礎的な情報を記載し、我が国の領土を明示した、国土全域をカバーしている最も縮尺の大きい地図です。地形図は、地理・防災教育を始め各種分野で利活用されています。
(自然災害伝承碑の掲載イメージ)2万5千分1地形図「広島」
 国土地理院は、過去に起きた津波、洪水、火山災害、土砂災害等の自然災害の情報を伝える新たな地図記号「自然災害伝承碑」を掲載した初めての2万5千分1地形図を9月1日(日)から刊行します。

 今回の「自然災害伝承碑」を含む図葉は中国地方の「広島」、「祇園」を含め15面で、計60基が掲載されます。

 また、同日に、国土地理院のウェブ地図「地理院地図」で公開している「自然災害伝承碑」について、新たに鳥取市、山口市を含む21市区町61基を追加公開します。今回の追加公開により、「地理院地図」における「自然災害伝承碑」の公開数は41都道府県94市区町村の278基となります。

 この278基の「自然災害伝承碑」には、「防災の日(9月1日)」の由来となっている「関東大震災」を伝承する碑も含まれています。
 
 今後も全国の市区町村に情報提供を引き続き呼びかけ、地理院地図における「自然災害伝承碑」の情報を定期的に更新・公開するとともに、地形図を順次刊行していきます。
 
   
【添付資料】
 資料1 2万5千分1地形図の「自然災害伝承碑」記号と地形図毎の記号数と伝承災害
 資料2  2万5千分1地形図「広島」「祇園」の範囲と自然災害伝承碑の位置

問い合わせ先

〒730-0012 広島県広島市中区上八丁堀6-30 広島合同庁舎2号館

国土交通省 国土地理院 中国地方測量部
 測量課長   安藤 久      TEL 082-221-9743(代表)
 次長      富田 浩之    TEL 082-221-9729(直通)
 部長      中島 最郎     FAX 082-221-4950

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