平成27年5月13日06時12分の宮城県沖の地震に伴う地殻変動について

概要

 5月13日06時12分に宮城県沖で発生した地震(M6.8、深さ約45km、最大震度5強)に伴う小さな地殻変動が観測されました。

 平成27年(2015年)5月13日06時12分、宮城県沖で発生した地震について、震源域周辺の電子基準点で観測されたデータを解析した結果(5月16日までのデータを使用)、電子基準点「大船渡」(大船渡市赤崎町)、「S陸前高田」(陸前高田市小友町)をはじめとする岩手県から宮城県の沿岸部の複数の電子基準点で水平方向に小さな地殻変動が検出されました。上下方向についても地殻変動を検出している可能性はありますが、データにばらつきがあるため、引き続き精査をしてまいります。
 今後も注意深く電子基準点による地殻変動の監視を続けていきます。
 解析結果は精査によって変更になることがあります。
 なお、今回の地震は、地震調査研究推進本部地震調査委員会(5月14日開催)において、「この地震の発震機構は東西方向に圧力軸を持つ逆断層型(速報)で、太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生した地震である。」とされています。

問い合わせ先

〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
国土交通省国土地理院
測地観測センター  地殻監視課長  木暮 弘幸  TEL 029-864-5971(直通)
          地震調査官   檜山 洋平  TEL 029-864-4825(直通)

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、以下のページからダウンロードしてください。