霧島山の地殻変動(第4報)

発表日時:2011年2月3日(木)14時00分

 電子基準点におけるGPS観測結果によれば、霧島山の山体を囲む基線の距離は、1月26日の新燃岳の噴火直後から縮む傾向にありましたが、2月1日以降、2月3日9時現在では、停滞しているように見えます。
 また2月2日にえびの市に設置したGPS火山変動リモート観測装置(REGMOS)「M霧島山」による観測データの解析を開始し、地殻変動の監視を強化しています。

概要

 霧島山の山体を囲む3つの電子基準点「えびの」、「牧園」、「都城2」の間のそれぞれの距離は、1月26日の新燃岳の噴火以降、縮む傾向が継続していましたが、2月1日以降、2月3日9時現在では、停滞しているように見えます。
 「えびの」-「牧園」基線では、1月26日から2月1日までの縮みの総量は約3cmに達しましたが、その後は変化がありません。
 また、えびの市立加久藤小学校尾八重野分校に設置したGPS火山変動リモート観測装置(REGMOS)「M霧島山」は、2月2日12時から観測を開始し、2月3日から電子基準点とあわせて観測データの解析を行っています。

 国土地理院では、今後も電子基準点等におけるGPS観測により地殻変動の監視を続けるとともに、毎日(午前9時頃)、国土地理院のホームページに最新の観測結果を掲載します。

添付資料

参考ページ

問い合わせ先

〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
国土交通省国土地理院
測地観測センター  地殻監視課長    新田 浩  TEL 029-864-5971(直通)
(REGMOS関係)
測地部       機動観測課長補佐  後藤 清  TEL 029-864-6278(直通)

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