平成9年4月下旬~5月上旬 北海道地方南部、松前沖の地震活動

平成9年4月下旬~5月上旬の活動

 4月24日頃から松前沖で地震活動がみられるようになり、4月26日と5月5日にはそれぞれM4.1とM4.4の地震により松前町で震度3を観測するなどしました。しかし、5月中旬までに、この活動は散発的になりました。GPS連続観測には、この活動に伴う地殻変動は観測されませんでした。

基線変化グラフ(平成9年4月下旬~5月上旬の活動)

平成7年10月~平成8年4月の活動

 松前沖では、平成7年10月から群発地震活動が始まり、同年11月23日にはM4.3の地震により松前町で震度4を観測しました。この活動は翌8年4月までにほぼ収まりました。このときの活動に伴って、松前周辺が北方へ約1cm移動する地殻変動がみられています。
水平変動ベクトル図(平成7年10月~平成8年4月の活動)

両活動の評価について

 平成9年4月下旬~5月上旬 の活動では、M4クラスの地震が2回も発生しており、平成7年10月~平成8年4月の活動との関連も含めて、その推移などが政府の地震調査研究推進本部地震調査委員会において検討されました。その際、地震の発生状況が断続的であり、また周辺のGPS連続観測結果に特段の変化が見られないことから、同本部の見解(5月14日公表)では、「(今回の活動は)従来からの低下傾向を大きく変えるものではない」とされました。

 なお、平成7年10月からの活動については第118回地震予知連絡会(平成8年2月19日開催)でも議論されました(地震予知連絡会ホームページへ)
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