2万5千分1地形図ベクトルデータによるDEM作成方法について

測図部  大野裕幸
Topographic Department Hiroyuki OHNO
内閣官房  田村栄一
Cabinet Secretariat Eiichi TAMURA

要旨

 新地形図情報システム(NTIS)で管理する地形図の原データである2万5千分1地形図ベクトルデータ(以下「NTISデータ」という。)の整備が進み、平成14年7月1日からNTISによる地形図原データの修正を開始した。
 NTISデータにはグリッド標高が含まれているが、現在のところは数値地図50mメッシュ(標高)を基にリサンプリングを行ったデータとなっている。また、地形が大規模に改変された場合でも、グリッド標高データの修正は行われていない。
 そこで、地形図原データ修正作業により修正された等高線データや標高点のデータ等を利用し、内挿法等を用いてグリッド標高を算出処理するソフトウェアを構築したので、報告する。なお、算出するグリッドの間隔は任意に選択できるため、等高線の精度が高い地域はグリッド間隔を細かくすることも可能である。

戻る