GISを用いたインデックスマップによる院内業務効率化について
An Improvement of the Internal Business Efficiency by the Index Map Using GIS
地図部 河瀬和重
Cartographic Department Kazushige KAWASE
Cartographic Department Kazushige KAWASE
要旨
国土地理院では,地理情報システム (GIS) が一般にまだ定着していない比較的早い時期から基盤となりうる数値地理情報を作成・提供してきた。それに伴い,利用者側においては,「どのような数値地理情報がどの地域で作成されているか」等のインデックス情報の需要が高まっている。
一方で,ハードウェア及びGISの急激な進歩,国際的な地理情報の標準化の動き等に伴い,国土地理院においてもGISそのものの深い理解と,地理情報をGIS上で扱うことになる利用者側の立場に立ったデータ作成が必要となってきている。
そこで今回,院で保有する地理情報を維持管理するための「インデックスマップ」をもとにして,国土地理院において作成している基盤的な地理情報を用い,各部署で実施されている業務に関する維持管理情報の全体的統合を図るためのシステム構築を試みた。
その結果,基盤データをごく少数準備することによってもかなりの業務を効率化できる可能性があることが確認された。また外部への情報提供という観点でも,非常に有用であることが分かった。
一方で,ハードウェア及びGISの急激な進歩,国際的な地理情報の標準化の動き等に伴い,国土地理院においてもGISそのものの深い理解と,地理情報をGIS上で扱うことになる利用者側の立場に立ったデータ作成が必要となってきている。
そこで今回,院で保有する地理情報を維持管理するための「インデックスマップ」をもとにして,国土地理院において作成している基盤的な地理情報を用い,各部署で実施されている業務に関する維持管理情報の全体的統合を図るためのシステム構築を試みた。
その結果,基盤データをごく少数準備することによってもかなりの業務を効率化できる可能性があることが確認された。また外部への情報提供という観点でも,非常に有用であることが分かった。