最終更新日:2023年6月21日

精密重力ジオイド・モデル構築に向けた航空重力測量(中間報告) — 信頼性の高い標高を誰もが利用できる社会を目指して —

The Airborne Gravity Survey for Development of a New Precise Gravimetric Geoid Model in Japan (Interim Report)
— Aiming for the Society Where the Reliable Orthometric Height Is Available to Everyone —

著者

測地部  栗原忍・大森秀一・兒玉篤郎・畔柳将人・半田優実・吉樂絵里香・飯尾研人・中島正寛・飯塚康裕
地理地殻活動研究センター  松尾功二
北陸地方測量部  冨山顕

要旨及び本文

 航空重力測量は,航空機に搭載した相対重力計(以下「航空重力計」という.)を用いて,陸海あらゆる領域の重力データを面的に均質かつ効率的に取得するものである.国土地理院は,平成 30 年度に航空重力計その他の観測に必要な装置を調達し,令和元年度から4年間の航空重力測量を行っている.令和元年7月22日に調布飛行場(東京都)にて出発式を挙行し,以降航空機を用いた観測を行っているところである.
 本稿では,4 年間の事業期間の折り返し時点における中間報告として,事業の概要,進捗,これまで に得られた技術的知見,事業後半への展望等について報告する.なお,本稿に含まれる情報は令和3年3月末現在のものであり,同年4月以降に行われた測線計画の変更等は含まない.

  
本文 [PDF:4,497KB]

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