磁気図2015.0年値の作成(要旨)
Geomagnetic Charts of Japan for the epoch 2015.0
著者
測地部 高橋伸也・菅原安宏・松尾健一・矢萩智裕
測地観測センター 阿部聡
測地観測センター 阿部聡
要旨及び本文
国土地理院では,日本全国を網羅する地形図を作成している.地形図はデジタル化が進んでシームレスとなり,GNSS測位を用いることで地形図上における自分の場所を容易に知ることが可能となった.また,方角は方位磁針や磁気センサーを用いることで,磁石の指す北である「磁北」を基準とした自分の向きが分かる.ところが,これだけでは地形図上における自分の向きを正確に知ることができない.これは「磁北」と地形図の北である「真北」がずれていることが原因である.地形図上における自分の向きを正確に知るには,「磁北」と「真北」のずれ(偏角)を補正しなければならない.様々な情報が電子化された現代社会においても偏角は依然として重要な地理空間情報の一つであり,時間的及び空間的に変化する偏角情報を鮮度良く社会に提供するためには地磁気測量に基づいた正確な偏角を更新し続ける必要がある.
地磁気とは,地球が持つ固有の磁場のことであり,これは時間的にも空間的にも常に変化している.国土地理院では,日本全国の磁場分布とその永年変化を把握するため,1950年頃から地磁気測量を実施してきた.その成果として,日本全国の磁場分布を図に示した「磁気図」を定期的に更新している.2016年12月1日には,最新の磁気図として,2015年1月1日0時(協定世界時)における磁場の分布を表した「磁気図2015.0年値」を作成し,公表した.
本稿では,磁気図2015.0年値の作成手法や精度評価について報告する.
地磁気とは,地球が持つ固有の磁場のことであり,これは時間的にも空間的にも常に変化している.国土地理院では,日本全国の磁場分布とその永年変化を把握するため,1950年頃から地磁気測量を実施してきた.その成果として,日本全国の磁場分布を図に示した「磁気図」を定期的に更新している.2016年12月1日には,最新の磁気図として,2015年1月1日0時(協定世界時)における磁場の分布を表した「磁気図2015.0年値」を作成し,公表した.
本稿では,磁気図2015.0年値の作成手法や精度評価について報告する.


