最終更新日:2024年7月2日

つくばVLBI観測局 その功績について(要旨)

Revision of Leveling Survey Results on the Pacific Coast of Eastern Honshu

著者

測地部 梅井迪子・栗原忍・石本正芳・若杉貴浩・川畑亮二

要旨及び本文

 つくばVLBI観測局は,国内の地殻変動観測体制の強化を目的として,阪神・淡路大震災後の1998年に整備された.国土地理院構内に設置された32 mアンテナは,世界トップクラスの性能を有し,その後18年間に亘り,国内のみならず海外の観測局とともにVLBI観測を実施した.
 国際VLBI事業が主導する国際観測では,世界のVLBI観測局と協働で観測することで,国際地球基準座標系の構築や地球姿勢パラメータの決定などに貢献した.また,東日本大震災後の測量成果の改定時には,つくばVLBI観測局の観測データを基にして成果が算出された.さらに,つくばVLBI観測局は,共同研究により宇宙探査機の軌道決定や,天文学的研究といった測地学以外の分野においても大きな貢献を果たした.
 国土地理院は,つくばVLBI観測局のこれらの役割を継承しつつ発展させるため,次世代の観測システムに対応したVLBI観測局を茨城県石岡市に整備した.その後,新しい観測局の本格運用が開始されたことから,つくばVLBI観測局は運用を終了した.

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