最終更新日:2024年7月2日

地上画素寸法30cm級の衛星画像を用いた地図作成に関する共同研究(要旨)

Collaborative Research on Mapping from 30cm-level Resolution Satellite Imagery

著者

基本図情報部 髙橋祥・早坂寿人・中村孝之・南秀和

要旨及び本文

 2014年8月,高解像度光学衛星WorldView-3が打ち上げられ,2015年2月より地上画素寸法最高31cmの衛星画像が一般に販売開始された.国土地理院ではこれまで高解像度衛星画像を用いた地図作成に関する研究を重ねており,本衛星についても同様の検証・検討を実施するため,2015年9月~2017年3月まで(株)NTTデータと共同研究を実施した.
 その結果,標定精度は地図情報レベル2500の制限値をほぼ満たす結果が得られた.また,明瞭に取得できる道路や建物の図化精度や,植生が少なく地表面を直接観測できる場合の等高線の高さは,ともに十分な精度を確保できることを確認した.その一方で,影・オフナディア角・B/H比(基線高度比)の条件によっては図化が困難な場合があり,それが図化精度にも影響することを確認した.判読性の高い画像にするための補正方法や,図化しやすいステレオペアの条件の決定が今後の課題である.

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