地理教育の支援に向けた課題の整理と国土地理院の具体的取組への提言(要旨)
Arrangement of problems of geographic education and proposals to concrete actions by GSI to support its advancement
著者
地理地殻活動研究センター 宇根寛
地理教育支援チーム
要旨及び本文
【要 旨】
中央教育審議会では学習指導要領の改訂に向けた検討が進められており,高等学校社会科における「地理総合(仮称)」 の必履修化など,地理教育の充実, 強化が検討されている.また,防災において,自らの命と生活を守る観点から,地図や地理空間情報を用いて地域の特性を理解するための地理教育の重要性が高まっている. このような中,国土地理院においても,地理教育の支援の取組を組織化,体系化する必要があるとの認識のもと,平成27年11月に院内に「地理教育支援チーム」(以下「支援チーム」と いう.)を設置するとともに,院幹部と支援チームのメンバーによる「地理教育勉強会」を平成28年5月までに8回実施し,国土地理院における地理教育支援のあり方について議論を行った.その結果を同年6月に「地理教育の支援に向けた課題の整理と具体的取組への提言~国土の豊かな恵みを次の世代に引き継ぐために~(案)」としてとりまとめ,地理教育をめぐる現状と課題を整理するとともに,今後の地 理教育支援の具体的な取組について提言を行い,国土地理院のウェブサイトに公開した.国土地理院では,「地理教育の道具箱」の設置,教科書・教材出版社への説明会の開催,サマースクールの実施,出前 授業の実施などについて提言を実行に移している.


