最終更新日:2024年10月31日

地理院タイル目録を用いた地理院タイルの効率的な同期方法(要旨)

著者

地理空間情報部   藤村 英範

要旨及び本文

 電子地形図(タイル)をはじめとする基本測量成果を含み,政府オープンデータ戦略に基づいて国土地理院コンテンツ利用規約に従い提供されるウェブ地図用地理空間情報「地理院タイル」は,基本図(地形図),写真(オルソ画像),主題図,災害情報を含む1,000レイヤを超える情報セットとなっている.
 これら地理院タイルは,もっぱらインターネット提供により提供を行う方針となっており,情報普及課が運用する地理院タイル用ウェブサーバである「地理院地図サーバ」の可用性を確保しつつ,測量法第27条第2項に基づくインターネット提供を適切に実施する必要があった.このため,地理院地図サーバから提供する地理院タイル一枚一枚の所在情報である「地理院タイル目録」を整備し,提供実験に供している.
 地理院タイル一枚一枚の更新日付や MD5メッセージダイジェスト を記録した地理院タイル目録を利用することにより,地理院タイルのダウンロード及び同期を効率的に進めることができる.国土地理院が実施している,週あたり数万タイルに及ぶ基本測量成果の迅速更新の状況を反映するため,地理院タイル目録の更新は週次のタイミングで実施しているところである.
 さらに,地理院タイル目録を用いて実際に地理院タイルを効率的にダウンロードし,ダウンロードした地理院タイルを地理院地図サーバの最新の地理院タイルに効率的に同期できるプログラム(リファレンス実装) qdltc を作成し公開した.qdltc を用いると,電子地形図(タイル)である地理院タイル(標準地図)約5,000万タイルを7日間程度でダウンロードでき,週毎の最新の地理院タイルへの同期(約数万タイル)を7時間程度で実施することができる.

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