最終更新日:2025年1月8日

面積調でみる東京湾の埋め立ての変遷と埋立地の問題点

Transition of Land Reclamation Area along Tokyo Bay Side using Land Area Survey by GSI and Problem of Land Reclamation area

著者

地理地殻活動研究センター  小荒井衛・中埜貴元

要旨及び本文

【要旨】
 東京湾は遠浅の内湾であり,江戸時代以降の後背地の人口増加に伴って,様々な利活用が進められてきた.内湾の利活用の形態の一つに,埋め立てによる新たな土地の創出があり,江戸時代の初期から埋め立てが行われてきている.東京湾の埋立地の変遷の総括的なレビューが東京都の範囲のみでしか行われていないため,神奈川県や千葉県も含めた東京湾全域について,1965(昭和40)年以降の毎年の市区町村別埋め立て面積を国土地理院の資料から集計し,その変遷の地理的な特質について整理を行った.その結果,地域によって埋め立ての推進される時期や埋立地の土地利用に違いがあることがわかり,それは時の経済情勢や政策,市民の感性などに応じた利用ニーズの変化に対応した結果と推察された.また,自然環境の喪失,地盤沈下,液状化,地層汚染の視点から,埋立地の持つ問題点について整理した.

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