地球地図全球版第2版土地被覆データを用いた世界各緯度帯の海陸の面積とその比の算出
Calculation of “Sea and Land Areas and Their Ratio of Each Latitude Band” by Global Map Version 2
著者
応用地理部 須賀正樹・安藤暁史・鵜生川太郎・植田摩耶
要旨及び本文
【要旨】
国土地理院は,地球地図国際運営委員会(International Steering Committee for Global Mapping: ISCGM)事務局として,千葉大学及び各国政府の地理空間情報当局(National Geospatial Information Authority: NGIA.日本における国土地理院に相当する政府機関.)と協働して,地球全体をカバーする地理空間情報の1つである地球地図全球版第2版(土地被覆)(Global Land Cover by National Mapping Organizations: GLCNMO.以下「GLCNMO第2版」という.)を整備し,公開を行っている.今回,このデータを基に世界各緯度帯の海陸の面積及びその比を検証可能な形で計算した.
現行の理科年表の地学部に掲載されている「世界各緯度帯の海陸の面積とその比」(国立天文台編,2013, p.581.以下「本表」という.)には,地球上の各緯度帯(10度毎)における陸地及び海洋の面積並びにその比が掲載されている.本表で示されている陸地及び海洋の面積の算出に用いられたデータの諸元や算出方法については,「主としてベッセル楕円体に依拠しているが,地図を作成する上での準拠楕円体は国によって異なる.そのため,面積の集計にはこれらの違いが含まれる.」と記載されているのみであり,精度の検証は不可能である.また,我が国でも2002年から世界測地系が導入されたように,準拠楕円体が従来のベッセル楕円体から,地球を最もよく近似している楕円体として広く用いられているGRS 80楕円体へと世界的に変更されつつある.今回,GLCNMO第2版を基にGRS80楕円体を準拠楕円体として検証可能な形で面積とその比を計算した結果,本表の情報と差異があったため,平成26年版の理科年表に反映されるよう関係者等に修正等の依頼を行った.
現行の理科年表の地学部に掲載されている「世界各緯度帯の海陸の面積とその比」(国立天文台編,2013, p.581.以下「本表」という.)には,地球上の各緯度帯(10度毎)における陸地及び海洋の面積並びにその比が掲載されている.本表で示されている陸地及び海洋の面積の算出に用いられたデータの諸元や算出方法については,「主としてベッセル楕円体に依拠しているが,地図を作成する上での準拠楕円体は国によって異なる.そのため,面積の集計にはこれらの違いが含まれる.」と記載されているのみであり,精度の検証は不可能である.また,我が国でも2002年から世界測地系が導入されたように,準拠楕円体が従来のベッセル楕円体から,地球を最もよく近似している楕円体として広く用いられているGRS 80楕円体へと世界的に変更されつつある.今回,GLCNMO第2版を基にGRS80楕円体を準拠楕円体として検証可能な形で面積とその比を計算した結果,本表の情報と差異があったため,平成26年版の理科年表に反映されるよう関係者等に修正等の依頼を行った.


