電子地形図25000の刊行について
Publishing of Digital Topographical Map 25000
著者
基本図情報部 大野裕幸・鈴木禎子・石山信郎
要旨及び本文
【要旨】
国土地理院は,我が国全域をカバーする最大縮尺の地理空間情報データセットである「電子国土基本図」等のデータをまとめたベクトルデータの測量成果として平成24 年7 月30 日から数値地図(国土基本情報)の刊行を開始した.
数値地図(国土基本情報)は,オンライン提供を基本としていることから,従来の測量成果に比べて国土の主要な変化を迅速に反映させた測量成果として,日々新しい情報を提供することができる.しかし,数値地図(国土基本情報)を地図データとして利用するには特別なソフトウェアを用いる必要がある.そこで,国土の主要な変化を迅速に反映した地図情報をより手軽に利用できるよう,地図情報レベル25000 の画像データの測量成果として「電子地形図25000」(以下,「電子地形図」という.)のオンラ イン刊行を平成24年8月30日から開始した.
電子地形図は,オンラインで刊行するメリットを最大限に活かし,購入者の使用目的に応じて地図の表示範囲やサイズ,一部の地図記号の表示色や地図表現を自在に選んで地図を作成することができる.また,あらかじめ用意した画像を用いるのではなく,購入者からの受注後に電子国土基本図データベースから画像の生成を行うため,常に新鮮な内容の地図画像を提供できることも特徴である.
本稿は,この新しい測量成果である「電子地形図」のコンセプトやスペック,さらに提供システムの開発内容についてまとめたものである.


