最終更新日:2025年1月24日

迅速測図原図による防災地理情報作成

Development of the dataset, Based on old map of ZINSOKUSOKUZUGENZU

著者

応用地理部  安部雅俊

要旨及び本文

【要旨】
 平成23年東北地方太平洋沖地震では,広範囲にわたり液状化が発生し,甚大な被害をもたらした.旧河道等の液状化が起こりやすい地形の位置を事前に把握することが防災対策として有効である.
 そこで,液状化の予測判定に資することを目的にし,明治初期に作成された第一軍管地方二万分一迅速測図原図(以下「迅速測図原図」という.)から河川等の液状化に関連する面型のGISデータとして地物を抽出し,防災地理情報を作成したので報告する.
 防災地理情報の作成における,迅速測図原図の標定には,昭和40年代からの写真測量により作成された2万5千分1地形図(以下「旧版地形図」という.)を位置の基準とし標定点を設定し,Affine変換処理にて幾何補正を行った.
 原典資料である迅速測図原図の持つ,位置的なズレなどの問題を,ほぼそのまま継承している,という問題点はあるが,液状化の可能性判定の資料として十分に活用できる.また,現在の地図と重ねて表示するだけでも,過去の河川や土地利用の状況を理解しやすいものとなっている.
  
  本文[PDF:831KB]

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