GPS測量および水準測量結果が示唆する草津白根山の収縮源
Deflation Sources beneath Kusatsu-Shirane Volcano Inferred from Repeated Campaign Measurements of GPS and Precise Leveling
著者
測地部 平岡喜文・三森庸里江・横川正憲・根本盛行
要旨及び本文
【要旨】
草津白根山における火山性地殻変動の検出を目的として,1992年から2009年の間に,4回のGPS測量および水準測量を実施した.本稿では,これまでの測量結果と2009年の測量結果と合わせて,力源とこの間の地殻変動の推移を再検討したので,これらの結果について報告する.
測量を始めた1992年以降,草津白根山は山頂付近を中心として収縮しており,収縮源の1つは山頂の南東側にあることが確認された.地殻変動パターンは,地下1.0km程度にある球状圧力源の収縮によって説明が可能であり,この収縮源は1992年以降,一定速度で収縮してきたと思われる.また,水準測量の結果から,1999-2003年の間は山頂の北側にも収縮源がもう1つ存在していたことを示すことができる.


