浅間山災害に対する国土地理院の対応

Actions of GSI in Response to the Eruption of Asama Volcano in 2004

企画部  菱山剛秀・木村俊明・冨田光治
Planning Department  Takehide HISHIYAMA, Toshiaki KIMURA and Mitsuharu TOMITA

要 旨

 群馬県と長野県の境にある浅間山は,活動期には爆発を伴う活発な噴火を繰り返していたが,1983(昭和58)年4月の爆発を最後に,最近の活動は比較的穏やかであった.
 しかし,2004(平成16)年9月1日の21年ぶりの爆発により噴火活動が再開したため,国土地理院は,電子基準点(GPS連続観測点)による地殻変動の監視を強化することとし,同年10月後半から機動連続観測点(GPS火山変動リモート観測装置)を増設して,既設の火山変動観測点及び周囲の電子基準点と併せて基線解析を行った. こうした観測の結果,山体のゆるやかな膨張が観測されている.
 また,浅間山は9月1日の噴火以降,噴煙を上げ続けていたため,火口内部の様子を把握することができなかったが,国土地理院は,9月16日に航空機に搭載した合成開口レーダ(SAR)による山頂部の観測を開始し,12月までの3回の観測で火口底の変化している様子を定量的に把握することができた.


 

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