東アジア絶対重力基準網確立に関する共同研究
Collaboration in Establishment of Absolute Gravity Standard Station Network in East Asia
測地部 木村 勲・平岡喜文・檜山洋平
Geodetic Department Isao KIMURA,Yoshifumi HIRAOKA,Yohei HIYAMA
京都大学大学院理学研究科 竹本修三・福田洋一・東 敏博・小笠原志歩里
Graduate School of Science, Kyoto University Shuzo TAKEMOTO,Yoichi FUKUDA,Toshihiro HIGASHI,Shihori OGASAWARA
文部科学省 中川弘之＊
Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology Hiroyuki NAKAGAWA
要旨
国際的に整合性のとれた高精度の重力基準網の構築は，地球内部の物理現象の解明や海面変動監視といった地球・環境科学に基盤的なデータを与えるものとして各方面から求められている。
測地部では，東アジアにおいて絶対重力基準網を確立するために平成１４年度に京都大学と共同研究協定を締結した。４年間で，東アジア地域に1000km～3000kmの距離で連結する重力基準網を確立する計画である。その一環として，平成１４，１５年度に中華人民共和国とマレーシア国において，国土地理院所有の絶対重力計（以下ＦＧ５）を用いて絶対重力観測を実施したので，その結果を報告する。
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測地部では，東アジアにおいて絶対重力基準網を確立するために平成１４年度に京都大学と共同研究協定を締結した。４年間で，東アジア地域に1000km～3000kmの距離で連結する重力基準網を確立する計画である。その一環として，平成１４，１５年度に中華人民共和国とマレーシア国において，国土地理院所有の絶対重力計（以下ＦＧ５）を用いて絶対重力観測を実施したので，その結果を報告する。
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