2万5千分1地形図(ベクトル型)の検査方法について

Inspection Method of 1:25,000 scale Topographic Maps (Vector Type)

測図部   藤井稔
Topographic Department   Minoru FUJII

要旨

 2万5千分1地形図(以下,「地形図」という。)の維持管理方式がベクトル型のデータベース管理へ移行され,維持管理するデータが地理情報システム(以下,「GIS」という。)での利用を強く意識した内容へと大きく変化した。
 こうした状況に伴い,地形図の検査業務においてはGISデータとして必要な事項も同時に検査を行うこととなった。
 また,ベクトル型地形図では三角点・整飾等がデータベースから自動発生されることから,検査項目が変化した。さらに,画線及び注記が自動発生されることで,ゴミ・カスレ等がなくなり,地理情報そのものの検査が主体となった。
 そこで,従来の検査について見直しを行い,新たな検査方法を取り入れることにより,ベクトル型地形図の検査に対応することとした。
 本稿では,ベクトル型地形図に対応した新しい検査方法について概要を報告する。

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