南極地域の重力値の決定と重力異常の把握

地球物理観測としてもっとも基本的な観測である重力測量を第2次隊から行っています。当初は重力振子(GSI振子)を用いて観測をおこなっていましたが、1991年昭和基地に重力計室が完成し、国際絶対重力基準点網の重力点が設置されてからは、絶対重力計を用いて4回の絶対測定を行っています。また露岩域では、相対重力計を用いて、重力異常を把握するため、基準点において精密重力測定をおこなっています。
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国際絶対重力基準点網


絶対重力計の観測風景

FG5絶対重力計の観測風景
(第42次隊)

第43次隊による重力測定風景

第43次隊による重力測定
(シントレックス重力計)