「測量の未来」用語集
- あ -
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ICチップ |
外部からの無線でチップ内のデータを認識できる非接触型IC。微小のICチップに記憶させた情報を、離れた場所から、読んだり・書き換えたりできる。 |
IT |
→ 情報技術 |
アプリケーション |
コンピュータを使って、文書や表、データベースを作るなど、それぞれの目的を実現するためのソフトのこと。ワープロや表計算、データベースなど。アプリケーション・ソフトウェアの略。 |
生き物感覚 |
ここでは「自然を直感的に理解する能力」と言う意味で用いている |
宇宙測地技術 |
ここでは、GPS、VLBI、等の測地学における宇宙技術により地球上の距離や方向を高精度に決定する方法に関する学問分野として用いている。 |
衛星測位 |
人工衛星から送られてくる電波を利用して地上の位置を三次元的に求める技術。 |
エンドユーザ |
情報システムの利用者。最終的な受け手。 |
- か -
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カーナビゲーション |
専用のGPSアンテナで衛星からの信号を受信し、ディスプレイ上に車輌の現在位置の周囲の地図情報を含めて表示する情報システム。合わせて、事前に組み込んでいる様々な地理情報の提供や、目的地までのルート案内をするものもある。 |
海図 |
航海用海図は船舶が安全かつ経済的な航海を行うに必要な危険物等水路の状況、航行・停泊に必要な事項をわかりやすく表現した航海用の図。 |
基準点 |
ある測量の基礎となる点で、その位置が、標石などで明確に表示されており、測地座標値(緯度・経度、標高、X・Y・Z座標等)が与えられた点。三角点、水準点、電子基準点など。 |
基本測量 |
国土地理院の行う測量で、国内の全ての測量の基礎となるもの(測量法第4条)。 |
基本測量長期計画 |
国土交通大臣が定める、全ての測量の基礎となる基本測量に関する長期計画(測量法第12条)。 |
空間情報 |
地理的位置を表すデータと関連づけた地勢、気候、産業、交通、経済、甚句、都市、文化、災害、環境等のさまざまな情報 |
空中写真 |
航空機やヘリコプタ等の飛行体に搭載された航測カメラで撮影された写真。国土地理院では、昭和10年代以降の約100万枚を所有。航空写真。 |
クリアリングハウス |
インターネット上における所在情報データベース検索システムの集合体。 |
グローバル |
世界的な規模である様。地球全体に関わる様。 |
高度情報化社会 |
情報に新たな価値を見いだして、情報をすべての者が平等に共同で持つことができ、自由に利用することができる社会。 |
古地図 |
現在使用されている地図以前の地図。ここでは江戸時代までに作成・刊行された地図を指して用いている。 |
国家基準点 |
基本測量によって設置された基準点。つまり国によって構築されたすべての測量の基礎となる基準点で、天測点、四等以上の三角点、二等以上の水準点、二等以上の多角点、重力点、磁気点など。 |
- さ -
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三角点 |
三角測量により平面位置を求めた点。三辺測量によってきめた点も三角点という。三角点には石やコンクリートの三角点標石を埋設してその位置を示す。四等以上の三角点では標石の下にさらに盤石を埋めてある。 |
GIS |
→ 地理情報システム |
GPS |
汎地球測位システム:人工衛星による測位システム。航空機、ロケットはもとより、自動車、登山、ヨット等の位置の確定に利用できる。一般的な利用での測位精度は10~30m程度であるが、GPS測位干渉計として利用すると数cmの精度が得られ、測量や科学観測に使用される。 |
地震断層 |
浅い地震によって地表に生じる断層のこと。 |
情報技術 |
IT:Information Technologyの頭文字をとったもので、さまざまな情報を社会や産業に生かそうとする技術のこと。パソコン、携帯電話、家電製品、自動販売機など幅広い分野で応用されている。 |
水準点 |
水準測量によりジオイドからの高さを求めた点。半永久的に堅固な人工または自然の石や金属の標石、標杭など。 ベンチマークともいう。 |
測位システム |
地上の位置や対象物の位置を求める仕組み |
測地網 |
多数の三角点の位置を統一した座標系によって定めた、その全体システム。 |
- た -
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地殻変動 |
地球表面に生じた地殻の変位・変形など。その時間的なスケールは広く、地質学的な地殻変動のように時間スケールの長いものから、地震発生に伴って生じる断層の様な非常に短いものまで含まれる。 |
地球地図 |
国土交通省の提唱で始まったプロジェクトで、地球環境の現状を正確に表す地球全体をカバーするデジタル地図。世界の地図作成機関の協力により整備。 |
地形 |
土地起伏の形状。地籍図等の大縮尺では、地物を含む総称として細部の意味に使われることもある。地ぼうともいう。 |
地図と測量の科学館 |
国土地理院が保有する地図と測量に関する情報提供施設。地図や測量に関する原理や仕組み、新しい技術、いろいろな地図、人々の生活との係わり、時代とともに発展してきたその歴史を解説。 |
地図リテラシー |
地図から位置や空間、地域を捉える感覚・能力 |
地籍図 |
一筆ごとの土地について、所在、地番、境界等を表した地図。地籍調査の成果の一つ。その写しが、従来の字限図等に代って不動産登記法第17条による地図として登記所に備え付けられている。 |
地物 |
地上にある人為的な建物、橋、鉄道、道路等、ならびに自然の河川、植生等の総括的な名称。地形・地物というように地形と対比して使われる。 |
地理情報 |
特定の地点、地域に結びついた情報(各種統計情報や基準点等位置を決定するための情報、空中写真等画像情報) |
地理情報システム |
GIS:地理的位置を手がかりに、位置に関する情報を持ったデータ(空間データ)を総合的に管理、加工、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術、仕組み。 |
電子基準点 |
GPS衛星電波を受信するアンテナと受信機が内蔵された基準点。 |
電子国土 |
国土に関する情報を電子的に統合し、過去・現在の三次元仮想時空間内のデジタル情報として再現するとともに、その情報がインターネット等を通して自由に利用できる環境。国土地理院が提唱。 |
- な -
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濃尾地震 |
1891年(明治24年)10月28日の早朝に発生した岐阜県・愛知県を中心とした大きな地震。この地震は日本の内陸部で発生したものとしては最大級の規模(M8.0)で、死者7273名、全壊建物14万棟という大被害を生じた。 |
- は -
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白地図 |
骨組となる地物、地形のみを表示した地図。それを手掛りとして、その上に種々の情報を記入して活用。 |
ハザードマップ |
災害予測図ともいわれ、ある特定の災害(例えば水害、火山災害)に対して将来予想される災害の種類、規模、範囲などの危険地域を想定し、避難場所や避難路など災害の軽減のための諸対策を記入した地図。 |
バリアフリー |
人が不自由なく活動ができる環境のこと。 |
阪神・淡路大震災 |
1995年(平成7年)1月17日午前5時46分に発生した明石海峡のやや淡路島寄りを震源とするマグニチュード7.3の直下型地震(兵庫県南部地震)による、死者6,432名を出した未曾有の大震災。 |
標高 |
ジオイド面からの土地の高さ。海抜、高さ、と呼ばれることもある。 |
プローブカー |
車を動くセンサとしてとらえ,渋滞情報,路面情報などを検知する仕組み。移動体がインターネットに接続されて,いつでも,どこでも,いろいろな情報を入手することもできるようになり、それらの情報を集めてデータベース化すると,皆で共有できる社会情報資産となる可能性がある。 |
-ま -
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モバイル |
「可動性の」、「移動性の」という意味で、一般にコンピュータ関連では、コンピュータシステムへのリモート接続を前提とする携帯用コンピュータ端末機器の総称、またはそれらの機器を使用して機動力を持たせたコンピュータシステムを指す。 |
-ら -
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陸地測量部 |
1884年(明治17年)に発足した陸軍参謀本部測量局に1888年に創設された組織。国内の1/5万地形図を完成したほか、当時の外邦地における測量と地図作成、戦時測量に従事。1945年(昭和20)、内務省地理調査所(後の国土交通省国土地理院)へ再編成された。 |
- わ -
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ワンストップサービス |
一つの窓口で、関連する原則すべての手続を行うことができるというサービス。サービス受給者は複数の窓口に何度も出向く必要がなくなり、利便性が向上する。 |