最終更新日:2023年3月28日

可搬型GNSS連続観測装置

可搬型GNSS連続観測装置(REGMOS:Removable GNSS Monitoring System)とは

 REGMOS(レグモス)は、太陽電池パネルや衛星携帯電話を搭載し、電源がない場所や携帯電話の圏外の場所でもGNSS観測とデータ通信ができる装置です。電子基準点をサポートして詳細な地殻変動を捉え、国家座標の時間変化を把握することが可能です。

REGMOSの機能

主な機能と付属機器
  • GNSS観測(GNSS受信機、GNSSアンテナ)
  • データ転送(衛星/地上携帯通信端末)
  • 発電(太陽電池パネル)
  • 周辺環境の監視(カメラ)
特徴
  • 自立的なデータの保存、送信、管理や電源制御が可能です。
  • 山間部等の極めて過酷な環境でもGNSS観測ができます。

REGMOSの外観

各観測点情報

 現在、GNSSデータを提供しているREGMOSの設置場所は、以下のリンクをクリックすると地理院地図上で確認することができます。
地理院地図(REGMOSの配置図)
 なお、各観測点の詳細情報は、以下の観測点名をクリックし「諸元情報」からご確認ください。

■REGMOS
■火山地域に設置されているGNSS機動連続観測点

データ提供について

データの取得方法

 REGMOSの2015年7月1日以降の観測データは電子基準点データ提供サービスのFTPサイト(ftp://terras.gsi.go.jp/data/EXT_data/G_2.11/YYYY/DOY)から公開しております。FTPサイトのご利用についてはFTPによるデータ取得にてユーザ登録のうえご利用ください。

 REGMOSの日々の座標値等の観測データ以外のデータは電子基準点データ提供サービス(研究者向けデータ提供)から 提供しています。

データ使用上の注意事項

  • 通信機器等の不調により、データの欠測やデータ提供が中断される場合があります。
  • 寒冷地の山間部に設置されているREGMOSは、凍上現象による特異な変位を示す場合があります。

地殻変動情報

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