児童生徒地図作品展

第21回(平成27年) 岐阜地区 主催:岐阜県図書館

作品展の概要

「児童生徒地図作品展」は、岐阜県内児童生徒の自主的な研究活動を奨励し、地図に関する興味や関心、活用能力を高めることを目的に10月から11月に開催されています。

作品:長野県神城断層地震~立体地図で活断層を見る~

文部科学大臣賞岐阜県知事賞

作品名:長野県神城断層地震~立体地図で活断層を見る~

受賞者:岐阜県立大垣北高等学校 2年 山口 愛加

作品主旨:2014年11月長野県神城断層地震が発生し、直後の新聞記事を見て、日本の至るところに存在する活断層についての認識を高めるために立体地図を作成しました。立体地図を作成することにより、平面の地図だけではイメージできなかった地形の細かな様子がわかりました。身近な危険に対する理解が十分でないので、身の回りの環境に関心をもち、正しく理解し自然災害から身を守る気持ちを高める必要があると感じました。


作品:岐阜の和菓子屋さん巡り

岐阜県教育長賞

作品名:岐阜の和菓子屋さん巡り

受賞者:岐阜市立木之本小学校 6年 棚瀬 萌南

作品主旨:私の家は和菓子屋で、小さいころから和菓子が大好きです。岐阜市内には多くの和菓子屋があり、色々な和菓子が作られています。その和菓子はどんな思いで作られているのか、また、どんな考えでお店を営まれているのか興味を持ちました。和菓子は日本の文化・風習と深い繋がりがあり、また、ライフスタイルの変化で和菓子に接する機会が減っています。文化・風習を正しく伝えていくことが大切だと思いました。


作品:「清流・長良川の鮎」と人のかかわりin郡上

国土地理院長賞

作品名:「清流・長良川の鮎」と人のかかわりin郡上

受賞者:郡上市立三城小学校 5年 志津野 礼奈

作品主旨:郡上の長良川と鮎はとても有名です。また、世界農業遺産の候補になっており、なぜ注目されているのかを知りたくなりました。鮎と関わりの深い人や川を守る仕事の人からお話を聞いて、郡上の長良川と鮎の特長を調べました。山奥の川で魚道の場所を探したり、地図に細かくマークしたりすることが大変でしたが、郡上の人は鮎が住めるきれいな川を守りたいと願っています。郡上・長良川と鮎を自まんしたく地図にまとめました。


作品:岐阜の宝箱~残したいおばあちゃんの味~

(一財)日本地図センター理事長賞

作品名:岐阜の宝箱~残したいおばあちゃんの味~

受賞者:岐阜大学教育学部附属中学校 2年 小島 彩花

作品主旨:学校の給食で岐阜県の郷土料理として「けいちゃん」が出ます。岐阜県で育っているのになぜ知らないのか、私の普段食べているものと郷土料理は何が違うのか調べ食べてみようと思いました。また、受け継ぐためのヒントを考えようと思いました。無駄を出さないためのつくり手の工夫や自然の知恵、その地の恵み、歴史や文化から生まれた大切な宝物です。作って受けついでいくこと、食べていくことが大切だと思いました。


作品:ねえ、今日コミバス使って行かへん? ~みんながもっと利用できるコミュニティバスの運行を考える~

(公社)日本地理学会長賞

作品名:ねえ、今日コミバス使って行かへん?
~みんながもっと利用できるコミュニティバスの運行を考える~

受賞者:岐阜県立大垣北高等学校 2年 成戸 雪季

作品主旨:よく黄色いバスがJRや家の前を運行しているのは見ますが、コミュニティバスの事は何一つ知りませんでした。コミュニティバスは何のためにあるのか、それを調査したいと思いました。数日間にわたっての調査で、地域にとって大切なバスだということに気づかされました。「ねえ、今日コミバス使っていかへん?」と気軽に言えるようなバスになる為に、する為にもっと継続的に利用していくための努力が必要だと思いました。


作品:めざせ!伊能忠敬 私の足と目と手でつくる 戸石川親水広場地図

岐阜地理学会長賞

作品名:めざせ!伊能忠敬 私の足と目と手でつくる 戸石川親水広場地図

受賞者:岐阜市立常磐小学校 4年 名和 里佳子

作品主旨:今から200年前、伊能忠敬はかんたんな道具と自分の足で日本地図を作りました。私も大好きな戸石川親水広場の地図を、伊能忠敬の方法で作ろうと思いました。 測量はとても大変でしたが、出来あがった地図は本物と良く似ていてうれしかったです。伊能忠敬も私と同じような気持ちで地図を作ったのだろうと思いました。


作品:夏休み 完全せいはだ 芭蕉の碑

岐阜県図書館長賞

作品名:夏休み 完全せいはだ 芭蕉の碑

受賞者:岐阜市立三輪北小学校 4年 櫻木 成夢

作品主旨:僕の校区には、「各務支考」の住んでいた獅子庵がある。そこに師匠である松尾芭蕉の碑があると聞き、どこにどんなものがあるのか調べたくなりました。芭蕉が僕の住む岐阜を旅していると知ってうれしかったです。旅の中で俳句をつくり、それが碑になっていると分かりました。僕も芭蕉と同じところに立ち、感じたことを俳句につくってみました。岐阜のよさをあらためて知り、芭蕉の心と共に大切にしていきたいと思いました。