地域の安全安心マップコンテスト

第9回(平成27年) 全国地区 主催:立命館大学歴史都市防災研究所

作品展の概要

「地域の安全安心マップコンテスト」は、小学生が保護者や家族、地域住民、教員らと一緒に地域の安全安心について調べ、マップを作成することで地域の安全安心に対して関心を持っていただくことを目的に毎年8月末から作品を募集し、10月の表彰式を経て、12月まで作品展を開催しています。

作品:防災ラジオMAP

審査員特別賞/最優秀賞

作品名:防災ラジオMAP

受賞者:立命館小学校 5年 平野 通永

作品主旨:学校で川は風の通り道だと勉強し、その時、河川敷はラジオの受信環境としてはあまりよくないことに気づきました。しかし、僕の住んでいるところは、河川敷が広域避難所になっています。そこで防災ラジオを使う時、どの場所が適しているのかを調べたくなりました。

最も苦労した点は、ラジオの聞こえを記録する方法です。問題を解決し完成した時は、仕上がったぼくの地図を地域の人に役立ててもらいたいという気持ちになりました。


作品:舟岡山の安心安全マップ-舟岡山のひみつ-

優秀賞

作品名:舟岡山の安心安全マップ-舟岡山のひみつ-

受賞者:京都教育大学附属京都小中学校 3年 石浦 生吹

作品主旨:ぼくの家の近くには舟岡山という山があります。舟岡山にはたくさんの木や草、虫たちもいて、とても自然豊かなところです。公園やグラウンドもあって楽しい遊び場ですが、暗いところや子供だけではあぶないところもあります。

また、歴史との関わりも深く、色々なひみつがかくされています。

ぼくは、この安心安全マップを作って、たくさんの人に舟岡山の魅力を知ってもらいたいです。


作品:イノシシ出没MAP

優秀賞

作品名:イノシシ出没MAP

受賞者:広島大学附属小学校 4年 有馬 一己

作品主旨:家の裏には山があり、毎年冬になると一度は大きなイノシシを目げきしていた。でも、一昨年から始まった山の奥の開発に合わせて、イノシシを見る機会が急に増えたように感じていた。今回、近所の方にも協力していただき、目げき情報をまとめながら、被害に合わないために自分たちができることについて、まとめてみた。


作品:もしも、家の近くの川がはんらんしたら、どうするの?

入選

作品名:もしも、家の近くの川がはんらんしたら、どうするの?

受賞者:広島大学附属小学校 4年 栗田 由梨

作品主旨:去年の夏、広島では豪雨による土砂災害が起こり、多くの命がうばわれました。私が住む町は災害が起こった場所とははなれていますが、家の近くの本川も水がにごり、流れがとても早く、「もしこの水があふれてきたらどうしよう」と思ってこわかったのを覚えています。それが今回このマップを作ったきっかけです。

自分や家族の命を守るために、もしもの時にそなえてあらかじめ準びをしておく事が大切だと改めて感じています。


作品:ぼくのあんぜんマップ こども110ばんのいえしらべ

入選

作品名:ぼくのあんぜんマップ こども110ばんのいえしらべ

受賞者:京都市立西陣中央小学校 1年 沼田 章良

作品主旨:この地図は、隣の校区にある学童まで一人で通う息子が、もしもの時に助けを求められるお宅を一覧化したものです。夏休みに下校時通る可能性のある道全てを歩き、子ども110番のお家をはじめ、見守り隊のお家、公共施設やコンビニなどを記録しながら、そこの人に会い、お話してこれからご挨拶ができるようにしました。この地図を作った事で息子は、地域にどんなところがあり、どんな人が暮らしているのか関心が高まりました。


作品:鳳徳学区のお地蔵さんマップ ~京の町を見守っておくんなはれや~

入選

作品名:鳳徳学区のお地蔵さんマップ ~京の町を見守っておくんなはれや~

受賞者:京都教育大学附属京都小中学校 6年 石浦 咲月

作品主旨:私の住む町には、町内ごとにお地蔵さんがまつられており、夏には地蔵盆という地域の伝統行事があります。昔、火事や災害、病から子供達を守るためにまつられたお地蔵さんは、今も地域との関わりに欠かせない存在であり、私たちをいつも見守ってくれています。

もしも災害などが起きた時、支え合える地域の人たちの存在が大切なのではないでしょうか。約300年もの昔から受け継いだお地蔵さんの文化を私たちの手で守っていきたいです。


作品:わたしの町のこども110番の家マップ

佳作

作品名:わたしの町のこども110番の家マップ

受賞者:広島大学附属小学校 3年 鈴木 さくら

作品主旨:小学校の周り650m四方の中に私の住んでいる家があります。「こども110番の家」があることは知っていましたが、どこにあるのか?何のためにあるのか?くわしく知りませんでした。今回のコンテストがきっかけで自転車に乗って探してマップにしました。28件の家が見つかりました。しかしほとんどが小さなお店でした。昼間は安心ですが、朝晩はお店は閉まっているので不安です。人通りと交通量で道路の色分けを工夫しました。