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平成27年度地理空間情報の活用促進のための協力に関する協定締結機関・団体との情報共有会合

 中部地方測量部の主催により、「平成27年度地理空間情報の活用促進のための協力に関する協定締結機関・団体との情報共有会合」を平成27年9月30日に、ウインクあいち(愛知県産業労働センター)にて、13機関・団体22名、国土地理院9名、計31名の出席で開催しました。
 今年度は、共通する関心事として二つの議事を設定し、それらに関し、各団体や国土地理院が行っている取り組みの報告と、それを受けた意見や情報交換を実施しました。

○議事
 (1) 共用空間データの効率的な整備・更新・運用に関する報告
   ・「庁内GISの効率的な運用によるコスト軽減について」(各務原市)
   ・「空中写真撮影における地方公共団体との連携」(中部地方測量部)
   ・「特定の地物変化に対応する迅速更新の取組」(中部地方測量部)
 (2) 全庁・個別GISの利用促進とシステム管理に関する報告
   ・「愛知県統合型GISの幅広い活用に向けた取り組みについて」(愛知県)
   ・「主題情報の効率的な作成方策」(中部地方測量部)
   ・「ベクトルタイルの概要と未来」(国土地理院地理空間情報部)
   ・「静岡県地理情報システムにおけるセキュリティ管理」(静岡県)

○主な意見・情報交換
 (1) 共用空間データの効率的な整備・更新・運用に関する報告
   ・近隣団体との共同撮影により業務委託費を縮減。
   ・測量法35条に基づく年度計画の報告を利用した効率的な公共測量実施の事例。
   ・庁内関係部署との連携撮影により重複投資を回避。
   ・国土地理院との撮影連携によりコストを削減。
   ・工事図面を用いて道路変化に対応した地図更新でDMの鮮度を維持。
   ・数値地図(国土基本情報)及び基盤地図情報を利用した地図更新の検討。
 (2)全庁・個別GISの利用促進とシステム管理に関する報告
   ・公開型GISの背景地図(地理院地図等)上に、各課で作成したコンテンツを掲載。
   ・新規採用職員の庁内GIS操作研修を実施し、利用上の問題点の指摘や改良点の提案を収集。
   ・道路相談箇所について、マップシートを利用して地図上に展開し、確認作業を効率化。
   ・タブレットを使って収集した道路支障情報をWeb発信。

最後に、中部地測から本会合に関するアンケートへの協力依頼を行い、来年度の開催予定を報告して、会合を終了しました。
「ベクトルタイルの概要と未来」について説明する国土地理院情報普及課長   会合の様子
「ベクトルタイルの概要と未来」について
説明する国土地理院情報普及課長
  会合の様子