自然災害リスクの把握に役立ちます
流域治水の基礎資料となる「治水地形分類図」の整備範囲を拡大
発表日時:2024年3月13日 14時00分
治水地形分類図について、5水系(阿武隈川水系、木曽川水系、円山川水系、六角川水系、松浦川水系)の整備範囲を拡大し、令和6年3月14日に公開します。
令和2年度までに全国の一級河川のうち国管理区間の整備が完了し、現在は上流部にある都道府県管理区間の整備を進めています。このたび、令和5年度に整備範囲を拡大した5水系(阿武隈川水系、木曽川水系、円山川水系、六角川水系、松浦川水系)について、新たに公開します。
土地の成り立ちと自然災害との間には密接な関係があるため、土地の成り立ちを示す地形分類からその地域で起こり得る災害を推測できます。例えば、川が流れていた跡の地形である「旧河道」では、現在も地表水が集まりやすく、またわずかな降雨でも浸水しやすいため、浸水深や浸水時間ともに大きくなるリスクがあります。また、軟弱地盤のため、地震動による液状化などの被害にも注意が必要です。
治水地形分類図は、河川管内図や水防計画等へ活用され、河川流域全体での治水対策である流域治水に貢献します。また、防災まちづくりの推進や、水害リスクの自分事化などの防災意識向上のための基礎資料となります。
治水地形分類図は、国土地理院のウェブ地図「地理院地図」等で閲覧できるほか、(一財)日本地図センターが複製(プリント印刷)販売を行っています。
参考 | 治水地形分類図のウェブサイト(治水地形分類図について) |
地理院地図で治水地形分類図の閲覧 | |
治水地形分類図(図郭単位の画像データの閲覧) |
【添付資料】
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