OUTLINE開催概要
「第54回国土地理院報告会」は終了いたしました。
令和7年(2025年)6月3日(火)、日経ホール(東京:大手町)において、「第54回国土地理院報告会」を開催しました。
『宇宙技術と測量の未来』をメインテーマに、国土地理院からの取組報告のほか、外部講師による特別講演を行いました。
また、6月10日(火)~6月30日(月)の期間で、本HPにて講演をオンデマンド配信しました。
ご参加いただきましたみなさまに厚く御礼申し上げます。
以下に一般公演の発表資料(PDFファイル)を掲載しております(課題概要下にリンクがございます)。
PROGRAM講演プログラム
特別講演:国土地理院とJAXAとの連携20年
12:50 ~ 13:50
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講師:瀧口 太 氏
(宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事・筑波宇宙センター所長・第一宇宙技術部門長)
1967年生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科修士課程修了。 1992年、宇宙開発事業団(NASDA)に入社。 種子島勤務の後、通信衛星・地球観測衛星の開発に従事。 2004年、宇宙三機関統合によって宇宙航空研究開発機構(JAXA)となった直後、経営企画を担当。 2007年より衛星利用推進センター防災利用システム室にて、 防災活動・災害対応における衛星利用実証を推進し、東日本大震災にも対応。 衛星のミッション企画・開発プロジェクトマネージャを経て、2024年より現職。
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一般講演
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令和6年6月に「公共工事の品質確保の促進に関する法律等の一部を改正する法律」において改正された測量法の改正概要並びにその改正を受けた測量法施行令及び測量法施行規則の改正概要について報告する。
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地理空間情報活用推進基本法の理念に基づき国土地理院と地方公共団体等が連携して取り組む「地理空間情報の相互活用に関する協力協定」の概要と最新の取組を紹介する。
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国土地理院では、国民の安全・安心に資する情報として様々な防災地理情報の整備・提供を行っている。本発表では、平成7年の阪神・淡路大震災を契機に整備を開始した1:25,000活断層図の整備・提供の概要について紹介する。
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測地観測センターでは、高精度測位社会における電子基準点の今後のあり方について、学識経験者や電子基準点に関する業界関係者との間で検討を行った。本発表では、その検討内容について紹介する。
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合成開口レーダー(SAR)による地殻・地盤変動計測の歩みを振り返るとともに、これまでの技術開発の進展を受けて、令和6年7月に打ち上げられた先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)では何が期待されるのかについて解説する。
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国土地理院では、衛星SARによる地殻・地盤変動監視を実施してきた。令和6年7月に打ち上げられたJAXAの新たな衛星「だいち4号」により、地殻・地盤変動監視の高度化と測量への活用が進むと期待される。本発表では、国土地理院の取組と今後の展望について報告する。
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令和7年4月1日、全国の基準点の標高成果について、水準測量を基盤とする値から衛星測位を基盤とする値に改定した。本発表では、その改定方法を含む一連の取組について報告する。
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令和7年4月1日に実施した全国の基準点標高成果の改定に伴う公共測量の対応について、標高の新しい測量手法である「GNSS標高測量」を導入した「作業規程の準則」の改正内容を中心に紹介する。
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電子国土基本図を効率的に更新するため、令和5年度から取り組んでいる衛星画像とAIを活用した変化情報抽出の技術開発について報告する。また、今後取り組み予定の衛星画像とAIを活用した地図情報及び標高データ整備についても紹介する。
CONTACTお問い合わせ先
〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番国土交通省 国土地理院 企画部 企画調整課
(国土地理院報告会事務局)
E-Mail gsi-houkokukai-00=gxb.mlit.go.jp
(=を@に変更してください)