口永良部島の地殻変動(2021年3月1日発表)

概要

2021年2月28日に噴火警戒レベルが3(入山規制)に引上げられた口永良部島について、3月1日に観測された「だいち2号」の衛星SARデータによる解析を実施しました。
解析の結果、ノイズレベルを超える変動は見られませんでした。詳細は添付資料をご覧下さい。

2020年 11月9日~2021年 3月1日の解析結果
図1 2020年 11月9日~2021年 3月1日の解析結果


※今回の結果は速報であり、より詳細な分析等により、今後内容が更新されることがあります。
※衛星SAR干渉解析の精度は一般的には数cm 程度とされています。また、SAR衛星の観測条件が異なる場合、同じ地殻変動であっても、解析結果の見え方に違いが生じます。
※SARで用いられる電波は噴煙を透過するため、噴火中であっても火山の地形変化の状況を把握することができます。

解析:国土地理院 原初データ所有:JAXA

〇参考資料
SAR 干渉解析の原理(PDF 形式:880KB)
非干渉(砂をまいたようなざらざらした模様)とは
SAR 干渉画像の誤差

問い合わせ先

国土地理院測地部
宇宙測地課長
小林知勝 TEL029-864-4813(直通)

国土地理院地理地殻活動研究センター
地殻変動研究室長
宗包浩志 TEL029-864-6925(直通)

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